シガー<1>【再燃】
ブログ。久しぶりである。
振り返れば、このブログも間もなく13年になるようだ。
あの頃の自分の書いていることを軽く読み返してみると恥ずかしいことも多いが、それも自分の記録として残しておこうと思う。
さて、かなり前にシガーもブログにしようかなんて書いていたのが9年前。
プレミアムシガーを初めて吸ったのが〇〇歳の頃。(察せよ)
「トルセ・ドール」という、いかにもど真ん中な店名のシガーバー。(「シガー巻き職人」の意)
千葉県の舞浜駅に、イクスピアリというディズニーリゾート直結のモールがあり、その中の一角にひっそりとたたずむディープな感じ漂うオーセンティックバー。
〇〇歳の私はさすがにその店で飲めるほどの勇気はなかったが、ひときわ驚いたのが「ウォークイン・ヒュミドール」だった。
当時はその設備の重大さもわかっておらず「なんか葉巻がずらーってスゲー」「加湿器もくもくやん」「そいや、なんか親父がかっこつけてトラックで吸ってたことあった」くらいのもんである。
そこで「初めての一本に」と勧められたのがHアップマンの「コロナスメジャー チュボス」であった。この時点で「吸ったことある葉巻の高級さ」だけで言えば親父越えである。
私は、やはりそのような大人の世界(今でいうイケオジみたいな)への憧れは少なからずあった。
親子3世代が暮らす2DKの実家は団地で、その数年後に取り壊しになる。人間よりゴキブリの数のほうが多かった。
まさに底辺の労働者階級の暮らし。
〇〇歳の私は、古ぼけた畳の上に敷きっぱなしの布団に座し、シガーに火をつけた。
当時すでに喫煙には馴れていたものの「なんじゃこりゃ」良くも悪くも、そういう感想。
味わい深さなんてものは分からない。でも、うまかったのだ。
バー通いは、正社員としてスーツを着てお給金がもらえるようになった21歳頃には始まっており、そのころからシガーが許された店ではちょくちょくやっていた。というか、そのころのバーにシガーはもとより喫煙不可の店なんてなかった。
現在38歳の私は、年のわりにシガー経験はあるほう。とはいえ直近4年弱、ほとんど吸わない時期があった。
妻の妊娠とコロナのダブルの壁である。
書斎で吸おうとシガーのオイニーは寝室まで届くし、コロナ爆発中はバーに飲みに行くことさえ。。。
妻も妊娠前なら「タバコと違って葉巻って全然いい香り。今日のは特に!」なんて言っていたのだが。
それやこれやで、かくして今、様々なことが落ち着き、新しい店見つけちゃったりで、晴れてブランクを明けてシガー再燃となれる環境が整った。
書斎にも思い切ってシガーの排煙のために特注のダクトを設ける予定だ。
さて、次の燻らせは何にしようか。
そして、次のヒュミドールをどうしようか・・・。