昔の名前で出ています
20日付のスポーツニッポン紙に、懐かしい名前があったので紹介したい。
記事は、オリックスバファローズが本拠地の京セラドーム大阪内に、「CLUB STADIUM Presented by セブン- イレブン」を新設し、あわせて「Bs SQUARE」を拡張したという内容。「CLUB STADIUM Presented by セブンイレブン」はラウンジスペース、「Bs SQUARE」は阪急ブレーブス、オリックスブルーウェーブ、大阪近鉄バファローズの球団史を振り返るエリアだ。
「Bs SQUARE」内にはスイングスピードを測るコーナーがあり、北川博敏プロジェクトマネジャーが報道陣をシャットアウトして試し打ちを行ったそうだ。
懐かしい名前とはそう、北川博敏氏だ。
1994年にドラフト2位で阪神タイガースに入団。その後、大阪近鉄バファローズ、オリックスバファローズでプレーし、2012年で引退。昨年まで2軍打撃コーチを務めていた。
ファンの間で最も印象深いのは、代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打だろう。
大阪近鉄バファローズで迎えた、2001年9月26日の対オリックス・ブルーウェーブ戦。チーム135試合目、本拠地大阪ドームでの最終戦となるこの試合で、最終回に「釣銭無しの代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打」を放ち、チームの優勝を決めた。プロ野球史上初の快挙だ。
そんな北川氏は昨年11月に、事業本部企画事業部プロジェクトマネジャーとしてフロント入り。ファン開拓のためのPR活動に勤しんでいる。
またチームの公式ホームページには、自身の公式ブログ「PEI's TIME」があり、北川氏の人懐っこい笑顔は今も健在だ。
引退後にフロント入りした選手では、元西武ライオンズ(現在の埼玉西武ライオンズ)の高木大成氏が思い出される。2005年に現役を退いた後、球団の営業担当になった。
「現役のときから球団の運営に関心があった。優勝したとき(1997、1998年)は、松坂(大輔)投手も入って、お客さんもたくさん来たし、森祇晶監督時代もそうだった。だんだんお客さんが減っている中で、『このままでは、ライオンズはどうなってしまうのだろう』『僕の好きなライオンズをもっと見てもらいたい』という思いがあった。そう考えながらプレーしていた」と振り返る高木氏。
「西武ドーム(西武プリンスドーム)を、ライオンズブルー一色にしたい」との思いから、PR活動に尽力。球団公式サイト内に自身のコーナー「TAISEI LABORATORY(大成ラボ)」を開設し、ファンとの相互交流を図ったほか、西武鉄道の鉄道車両を用いたラッピング電車の運行、球団のCM作成、西武鉄道の駅構内に掲示する選手ポスターの作成などを手掛けた。
勤務時間はサラリーマンと同じ、午前9時30分から午後5時45分まで。ナイトゲーム開催時には、昼前に出勤して午後11時過ぎまで働く。
球場でイベントのサポートをする高木氏を見たファンも、多いのではなかろうか。
また、球団の選手スカウティングに関わる不祥事から存続の危機が噂された2008年には、球団事業のあり方を根底から見直すことを目的に、3カ年の事業計画を上司とともに策定。専門知識を持つ人材を外部から招聘するなど、球団改革に注力したそうだ。
そんな高木氏は、2011年12月にプリンスホテルへ異動した。
野球とは離れたポジションにいるが、「西武ドームを、ライオンズブルー一色にしたい」との気持ちは、球団に根付いていることを願いたい。
Written by Yui Murayama
記事は、オリックスバファローズが本拠地の京セラドーム大阪内に、「CLUB STADIUM Presented by セブン- イレブン」を新設し、あわせて「Bs SQUARE」を拡張したという内容。「CLUB STADIUM Presented by セブンイレブン」はラウンジスペース、「Bs SQUARE」は阪急ブレーブス、オリックスブルーウェーブ、大阪近鉄バファローズの球団史を振り返るエリアだ。
「Bs SQUARE」内にはスイングスピードを測るコーナーがあり、北川博敏プロジェクトマネジャーが報道陣をシャットアウトして試し打ちを行ったそうだ。
懐かしい名前とはそう、北川博敏氏だ。
1994年にドラフト2位で阪神タイガースに入団。その後、大阪近鉄バファローズ、オリックスバファローズでプレーし、2012年で引退。昨年まで2軍打撃コーチを務めていた。
ファンの間で最も印象深いのは、代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打だろう。
大阪近鉄バファローズで迎えた、2001年9月26日の対オリックス・ブルーウェーブ戦。チーム135試合目、本拠地大阪ドームでの最終戦となるこの試合で、最終回に「釣銭無しの代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打」を放ち、チームの優勝を決めた。プロ野球史上初の快挙だ。
そんな北川氏は昨年11月に、事業本部企画事業部プロジェクトマネジャーとしてフロント入り。ファン開拓のためのPR活動に勤しんでいる。
またチームの公式ホームページには、自身の公式ブログ「PEI's TIME」があり、北川氏の人懐っこい笑顔は今も健在だ。
引退後にフロント入りした選手では、元西武ライオンズ(現在の埼玉西武ライオンズ)の高木大成氏が思い出される。2005年に現役を退いた後、球団の営業担当になった。
「現役のときから球団の運営に関心があった。優勝したとき(1997、1998年)は、松坂(大輔)投手も入って、お客さんもたくさん来たし、森祇晶監督時代もそうだった。だんだんお客さんが減っている中で、『このままでは、ライオンズはどうなってしまうのだろう』『僕の好きなライオンズをもっと見てもらいたい』という思いがあった。そう考えながらプレーしていた」と振り返る高木氏。
「西武ドーム(西武プリンスドーム)を、ライオンズブルー一色にしたい」との思いから、PR活動に尽力。球団公式サイト内に自身のコーナー「TAISEI LABORATORY(大成ラボ)」を開設し、ファンとの相互交流を図ったほか、西武鉄道の鉄道車両を用いたラッピング電車の運行、球団のCM作成、西武鉄道の駅構内に掲示する選手ポスターの作成などを手掛けた。
勤務時間はサラリーマンと同じ、午前9時30分から午後5時45分まで。ナイトゲーム開催時には、昼前に出勤して午後11時過ぎまで働く。
球場でイベントのサポートをする高木氏を見たファンも、多いのではなかろうか。
また、球団の選手スカウティングに関わる不祥事から存続の危機が噂された2008年には、球団事業のあり方を根底から見直すことを目的に、3カ年の事業計画を上司とともに策定。専門知識を持つ人材を外部から招聘するなど、球団改革に注力したそうだ。
そんな高木氏は、2011年12月にプリンスホテルへ異動した。
野球とは離れたポジションにいるが、「西武ドームを、ライオンズブルー一色にしたい」との気持ちは、球団に根付いていることを願いたい。
Written by Yui Murayama
地域で実施するのに相応しい活動とは?~バレーボールを題材に~
こんにちは。
埼玉県川口市に総合型地域スポーツクラブ「きゅぽらスポーツコミュニティ」を立ち上げて5年目になる石井邦知です。
今回は活動の中で工夫していることについて綴りますが、総合型地域スポーツクラブを運営する上で、地域のプラットフォームになるべく、「間口を広げる・スポーツのハードルを下げる」ということは一つ重要になってきます。
その一つの考え方として、既存のスポーツのルールを柔軟に変えて、運動レベルに関係なく誰でも楽しめるようにするというのがあり、ルールを変える手法の一つに、道具を変えるやり方があります。
「道具を変える」例でわかりやすいのは、使うボールを変えてみることだと思いますが、今回はバレーボールを具体例として、どのようなパターンが考えられるかをお伝えすることで、新しい可能性を感じていただければと思います。
「ボールを変える」と一言で言ってもいろいろあります。
ビーチボール、バランスボール、ソフトバレー用のボール、さらにボールではなくなりますが、風船、羽根(インディアカ)に変えることも可能です。
その中でもソフトバレーボール、ビーチボールバレー、インディアカなどは、"ニュースポーツ"とも言われるスポーツのカテゴリーでしっかりとした競技にもなっています。(下の写真はインディアカ)
ただしその場合、ニュースポーツというカテゴリーそのものが、スポーツのハードルを下げ誰でも楽しめるようにするというねらいを含んでいる半面、別の見方をすると、ルール化されたスポーツであることに変わりはなく、段々と経験度合いの差が生まれてくることも考えられます。
したがって、ニュースポーツからさらに遊びに近づけたものを地域で取り組んで初めて間口が広がるのではないかと考えています。
その中でボールが大きいほど、一人ひとりが触れる機会も増えるでしょうし、より楽しんでいただけるのではと思い、以前はビーチボールはビーチボールでも正式競技に使うものではない、レクリエーション用の巨大ボール(直径約60cm)でやってみました。
しかし、いざやってみると、すぐにボールが破けてしまいました。
アマゾンで購入したのですが、確かに購入者のレビューにも「すぐに破けた」と書いている人がいたなとその時に思い出しましたが遅かったですね。(苦笑)
そこで巨大な感覚を維持できるものとして、今度はバランスボールを取り入れてみました。実際にやってみた時の様子はこちらです。
動画を見ていただければわかると思いますが、レベルなど関係なくできますし、地域で活動していく上では今後もそういう類のものを増やしていけたらと思っています。
そして地域で行う上でもう一つ大事になってくるのが、一人ひとりがより参加している感覚を味わえるかという点です。
AKB総選挙に倣っていることも否定はしませんが、今度3/21(土)13時から行う球技大会では、バレーで使用するボールを実際に投票で決めようと思っています。
このようにスポーツとは関係ないところで価値を増やしていくことも地域スポーツに携わる上では重要になってくるでしょう。
ちなみに、現在投票していただいているボールの候補は風船バレーボール用風船、バランスボール、ビーチボール、ソフトバレー用バレーボールと(ボールではありませんが)インディアカの5つです。
※ボールの大きさとしては、風船(直径約50cm)>バランスボール(直径約45cm)>ビーチボール(直径約30cm)>ソフトバレー(直径約25cm)となっています
ご興味ありましたら、ぜひ投票からご参加ください!!
投票の状況はこちら
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スポーツの新しい価値を発信するwebメディア「こむすぽ」
子ども向けイベント企画に関すること全般はブログでまとめています
twitterアカウント
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埼玉県川口市に総合型地域スポーツクラブ「きゅぽらスポーツコミュニティ」を立ち上げて5年目になる石井邦知です。
今回は活動の中で工夫していることについて綴りますが、総合型地域スポーツクラブを運営する上で、地域のプラットフォームになるべく、「間口を広げる・スポーツのハードルを下げる」ということは一つ重要になってきます。
その一つの考え方として、既存のスポーツのルールを柔軟に変えて、運動レベルに関係なく誰でも楽しめるようにするというのがあり、ルールを変える手法の一つに、道具を変えるやり方があります。
「道具を変える」例でわかりやすいのは、使うボールを変えてみることだと思いますが、今回はバレーボールを具体例として、どのようなパターンが考えられるかをお伝えすることで、新しい可能性を感じていただければと思います。
「ボールを変える」と一言で言ってもいろいろあります。
ビーチボール、バランスボール、ソフトバレー用のボール、さらにボールではなくなりますが、風船、羽根(インディアカ)に変えることも可能です。
その中でもソフトバレーボール、ビーチボールバレー、インディアカなどは、"ニュースポーツ"とも言われるスポーツのカテゴリーでしっかりとした競技にもなっています。(下の写真はインディアカ)
ただしその場合、ニュースポーツというカテゴリーそのものが、スポーツのハードルを下げ誰でも楽しめるようにするというねらいを含んでいる半面、別の見方をすると、ルール化されたスポーツであることに変わりはなく、段々と経験度合いの差が生まれてくることも考えられます。
したがって、ニュースポーツからさらに遊びに近づけたものを地域で取り組んで初めて間口が広がるのではないかと考えています。
その中でボールが大きいほど、一人ひとりが触れる機会も増えるでしょうし、より楽しんでいただけるのではと思い、以前はビーチボールはビーチボールでも正式競技に使うものではない、レクリエーション用の巨大ボール(直径約60cm)でやってみました。
しかし、いざやってみると、すぐにボールが破けてしまいました。
アマゾンで購入したのですが、確かに購入者のレビューにも「すぐに破けた」と書いている人がいたなとその時に思い出しましたが遅かったですね。(苦笑)
そこで巨大な感覚を維持できるものとして、今度はバランスボールを取り入れてみました。実際にやってみた時の様子はこちらです。
動画を見ていただければわかると思いますが、レベルなど関係なくできますし、地域で活動していく上では今後もそういう類のものを増やしていけたらと思っています。
そして地域で行う上でもう一つ大事になってくるのが、一人ひとりがより参加している感覚を味わえるかという点です。
AKB総選挙に倣っていることも否定はしませんが、今度3/21(土)13時から行う球技大会では、バレーで使用するボールを実際に投票で決めようと思っています。
このようにスポーツとは関係ないところで価値を増やしていくことも地域スポーツに携わる上では重要になってくるでしょう。
ちなみに、現在投票していただいているボールの候補は風船バレーボール用風船、バランスボール、ビーチボール、ソフトバレー用バレーボールと(ボールではありませんが)インディアカの5つです。
※ボールの大きさとしては、風船(直径約50cm)>バランスボール(直径約45cm)>ビーチボール(直径約30cm)>ソフトバレー(直径約25cm)となっています
ご興味ありましたら、ぜひ投票からご参加ください!!
投票の状況はこちら
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観客動員とキャンプ集客
28日担当の品川です。
プロ野球はオープン戦が始まり、開幕まで1カ月近くとなりました。今年は侍ジャパンの試合もありますので、いつもと違った形で開幕を迎える気がします。
さてそんな開幕に向けたキャンプが終わりますが、キャンプには毎回集客数が発表されており、昨年の観客動員を踏まえて、今年のキャンプ集客数が変化したか調べてみました。(試合がある場合は集客数が減るので、オープン戦の始まる20日までを対象とし、練習試合の日は対象外としました)
○2015年キャンプ平均集客数 ()の中は2013年と比べた観客動員率
1位:ソフトバンク 16893人(1.02%)
2位:巨人 14264人(1.00%)
3位:オリックス 9282人(1.18%)
4位:阪神 3633人(0.97%)
5位:ヤクルト 2945人(1.00%)
6位:中日 1706人(1.00%)
7位:横浜 1129人(1.09%)
8位:ロッテ 1094人(0.97%)
9位:日ハム 1050人(1.02%)
10位:広島 911人(1.21%)
11位:楽天 569人(1.13%)
12位:西武 564人(0.93%)
とこんな感じになりました。
本当は去年のキャンプ集客と比較する必要があると思いますが、データが見つからなかったため、今回はこのような比較となっています。
こう見ると、昨年観客動員を伸ばした広島と楽天の集客数が少ないのが目立ちます。場所の問題があると思いますが、広島に関しては思ったより少ないなという印象です。
逆に多くなっていると思われるのがオリックスです。場所は巨人やソフトバンクと同じ宮崎であるのですが、多いときは2万人を超えるなど、他の2球団に劣らない注目度を誇っています。
基本的にキャンプは大物ルーキーや、注目する選手がいれば大きく変動しますので、あまり昨年の動員数は関係ない部分もでてきますが、新たなファンを獲得するためには、キャンプの集客も大事なのかと思ってしまいます。
ただ集客数が少ないからと悪いという訳ではないので、注目すべきはやはりシーズンの集客となります。女子ブームがいつまで続くか分からないですが、それに乗っかるチームと、独自の集客をするチームで分かれると思いますので、今年も新しい仕掛けが行われると思います。(女子絡みだと、他チームとのコラボなんか増えそうですが)
品川 幸広
プロ野球はオープン戦が始まり、開幕まで1カ月近くとなりました。今年は侍ジャパンの試合もありますので、いつもと違った形で開幕を迎える気がします。
さてそんな開幕に向けたキャンプが終わりますが、キャンプには毎回集客数が発表されており、昨年の観客動員を踏まえて、今年のキャンプ集客数が変化したか調べてみました。(試合がある場合は集客数が減るので、オープン戦の始まる20日までを対象とし、練習試合の日は対象外としました)
○2015年キャンプ平均集客数 ()の中は2013年と比べた観客動員率
1位:ソフトバンク 16893人(1.02%)
2位:巨人 14264人(1.00%)
3位:オリックス 9282人(1.18%)
4位:阪神 3633人(0.97%)
5位:ヤクルト 2945人(1.00%)
6位:中日 1706人(1.00%)
7位:横浜 1129人(1.09%)
8位:ロッテ 1094人(0.97%)
9位:日ハム 1050人(1.02%)
10位:広島 911人(1.21%)
11位:楽天 569人(1.13%)
12位:西武 564人(0.93%)
とこんな感じになりました。
本当は去年のキャンプ集客と比較する必要があると思いますが、データが見つからなかったため、今回はこのような比較となっています。
こう見ると、昨年観客動員を伸ばした広島と楽天の集客数が少ないのが目立ちます。場所の問題があると思いますが、広島に関しては思ったより少ないなという印象です。
逆に多くなっていると思われるのがオリックスです。場所は巨人やソフトバンクと同じ宮崎であるのですが、多いときは2万人を超えるなど、他の2球団に劣らない注目度を誇っています。
基本的にキャンプは大物ルーキーや、注目する選手がいれば大きく変動しますので、あまり昨年の動員数は関係ない部分もでてきますが、新たなファンを獲得するためには、キャンプの集客も大事なのかと思ってしまいます。
ただ集客数が少ないからと悪いという訳ではないので、注目すべきはやはりシーズンの集客となります。女子ブームがいつまで続くか分からないですが、それに乗っかるチームと、独自の集客をするチームで分かれると思いますので、今年も新しい仕掛けが行われると思います。(女子絡みだと、他チームとのコラボなんか増えそうですが)
品川 幸広