即興演奏 | 奈良吉野のジャズ教室 SPOONFUL MUSIC

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次回のスプーンフル・ミュージックアワーのサブタイトル

「キースジャレットにあこがれているので即興演奏やらせてくれたら無断外出もうしません」

僕は、スタンダード曲の演奏も好きですが、一番得意なのは、即興演奏です。

即興演奏は、言葉通り、その場で浮かんでくる音楽をそのまま演奏することです。

ですから、テーマもありませんし、演奏される瞬間には、題名もありません。もちろん、決められたコード進行もありません。

フィーリングの赴くまま、演奏します。

僕の尊敬するキース・ジャレットは、この、即興演奏を得意としています。

キース・ジャレットについては、昨日、スタッフがブログに書いているので、よかったらご覧下さい。

http://ameblo.jp/spfhour/entry-11447479171.html

即興演奏に近いものに、セシル・テーラーや山下洋輔が演奏するフリー・ジャズがありますが、自由に弾くという点では同じでも、音の構成、そして、発想が異なるように思います。

フリー・ジャズはアバンギャルドですが、キース・ジャレットの即興演奏は、メロディアスな、美しい旋律で奏でられ、クラシカルな性格を持っています。

現在でこそ、クラシック音楽は譜面に沿って奏でるものとされていますが、20世紀初頭くらいまでは、しばしば即興演奏が行われていました。

モーツアルトなどはその代表ですが、バッハや、ベートーベン、そしてショパンも即興演奏をしていました。

特にショパンの即興演奏は有名だったようで、それを聴いた詩人のハイネが感想を残しています。

「彼がピアノに向かって即興演奏を始めると、人々は喩えようもない歓喜の情に包まれる。彼は最早ポーランド人でも、フランス人でも、ドイツ人でもない。モーツアルトやラファエルやゲーテの国から来た、もっと高貴な素性の人なのだ。本当の祖国は恍惚たる詩の王国である。ピアノに向かって即興演奏を始めると、我が愛する祖国から誰かが訪ねてきて、私の留守中にそちらで怒った珍しいことを色々話して聞かせてくれるような、そんな気がして来るではないか]

また、当時の即興演奏は、聴衆からテーマを貰い、それもとにさまざまなアドリブを施して演奏をするということもしていたそうです。

まるでジャズですね!

というわけで、僕は、ジャズこそがバッハなどの流れを汲む、クラシック音楽の子孫だと思っていて、キース・ジャレットは、その頂点にいるピアニストのひとりだと思っています。

でも、現在、この即興演奏を歓迎するライブハウスはわずかしかありません。

聴く機会も、演奏する機会もほとんどない音楽です。

とても珍しいライブだと思うので、ぜひご覧下さい!

短いですが、僕の即興演奏の動画をアップしました。

題名はもちろん、あとからつけたものです(笑)



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