『デュアル』を観に行ってきました。
チラシにカレン・ギランが二人並んでいて、クローンという設定。
原題は『DUAL』で、てっきり“決闘”だと勘違いしていたら、“二重の”とか“二者の”などという意味らしい。
決闘は“DUEL(デュエル)”だった。
冴えない生活を送るサラ(カレン・ギラン)。
同棲中の恋人ピーター(ビューラ・コアレ)とはギクシャクし、過干渉な母にはうんざり。
そんなある日、サラは不治の病で余命わずかと宣告される。
ショックを受けるサラに、医者は残された家族を癒やすための「リプレイスメント(継承者)」を紹介する。
自分のクローンを残すことにしたサラは、残された時間をクローンへの引き継ぎに充てる。
目の前でサラ・ダブル(カレン・ギラン)がピーターや母と親しく過ごす姿に複雑な心境になる中、サラの病気が奇跡的に完治する。
サラはサラ・ダブルを廃棄しようとするが、サラ・ダブルはそれを拒否。
クローンとの共存が法律で禁じられているため、生き残りを賭けた決闘裁判が行われることに。
サラは1年後の決闘に挑むため、決闘訓練士のトレント(アーロン・ポール)を雇い、戦うためのトレーニングを開始する…。
偶然にも不治の病系を昨日に続き鑑賞。
イロイロがっかり。
オリジナルとクローンが生き残るために戦うSFやサスペンスを期待していたら、笑えないブラック・コメディだった。
『愛する人に伝える言葉』とはジャンルが違うけど、こっちの医者にも母親にもがっかり。
ピーターはクズ。
予告編にテオ・ジェームズの名前がわざわざ出てきたけど、テオ・ジェームズ目当てのファンはがっかりすると思う。
1時間でクローンが出来て、恋人も母もサラ・ダブルが気に入って、サラは孤独になる。
そもそも、クローンを作るときにエラーがあって瞳の色が違ってるってダメじゃん。
トレントとの訓練は笑わせようとしてるのか?
けど笑えず、アクションを期待していたのでがっかり。
死因クイズや解剖見学で戦えるようになるとは思えないんだけど。
所持金が底をついたサラとトレントの取引きは、なんだそれ?な展開。
結局、サラとサラ・ダブルの決闘シーンは無し。
戦いを期待していたので、ものすごい肩透かし。
公開規模が小さく、パンフレットも作られていないのが納得。