『NOPE ノープ』を観に行ってきました。
ホラーのイメージのジョーダン・ピール監督によるSF。
原題は『NOPE』で、セリフには“ありえない”とか“ウソだろ”と字幕がついていた。
ロサンゼルス郊外にあるヘイウッド牧場は、映画やテレビのための馬の調教を行っていた。
半年前、OJ・ヘイウッド(ダニエル・カルーヤ)は父オーティス(キース・デヴィッド)を“最悪の奇跡”で亡くし、妹エメラルド(キキ・パーマー)と一緒に継いでいた。
経営は悪化し、元子役のリッキー・“ジュープ”・パク(スティーヴン・ユァン)が経営するテーマパークに馬を売ってしのいでいた。
リッキーから牧場を買い取りたいと言われるが、OJは家業を守りたい。
そんな中、OJは父に起こったことをエメラルドに打ち明ける。
エメラルドは、その飛行物体を撮影し、その動画を使って儲けることを思いつく。
カメラを買いに行った店の店員エンジェル・トーレス(ブランドン・ペレア)も加わり、決定的証拠をつかもうとする。
やがて、父の死はこれから起こることの始まりに過ぎなかったと知る…。
次々と“ありえない”ことが起こる。
OJはオーティス・ジュニアの略で、エメラルドの略はエム。
エンジェルのセリフで、最近はUFO(未確認飛行物体)じゃなくてUAP(未確認航空現象とか未確認空中現象)と呼ぶらしいことを知った。
とにかくそいつを、OJは「Gジャン」と呼ぶことに。
字幕は「Gジャン」だけどセリフは「Jean Jacket(ジーンジャケット)」で、昔いた馬の名前。
Gジャンって和製英語の略だったんだねぇ。
OJ、エム、エンジェルに、カメラマンのアントレス・ホルスト(マイケル・ウィンスコット)も加わっての撮影は、まるでGジャンに挑んでいるよう。
馬などの名前の章に、OJとエメラルドのパートと、ジュープのパート。
OJとエメラルドがメインだけど、チラシでダニエル・カルーヤとキキ・パーマーとスティーヴン・ユァンの三人の名前が並んでいるのが納得の展開に。
予告編に出ていた顔を隠した女性は、そういうことだったんだね。
直立する靴も“ありえない”よね。
正体不明のGジャン、最初はそれこそUFOのような見た目だったのに、最後の方だと布みたい。
なんにしろ、地球の常識から外れるもの。
都会の方がエサ(人間)がいっぱいいるのに、なんで田舎にいるんだろう?
『スコーピオン・キング』のパーカーも気になるけど、バイクのスライドシーンで「おおっ!」と思った人が絶対いるはず。
『AKIRA』だ!
アメリカ映画なのに銃を使わないのも珍しい。
ジュープのバルーン、グッジョブ。