ナイル殺人事件。 | すぷのたわごと。

すぷのたわごと。

ほぼ映画の感想&素朴な疑問(別名ツッコミ)。
目標「観ずに後悔するより観て後悔」。

『ナイル殺人事件』を観に行ってきました。

これも公開が延期されていたやつ。

前作『オリエント急行殺人事件』がポアロっぽくなかったので、どうしようか迷ったけど、ガル・ガドットとアーミー・ハマーが出ると知り、観ることに。

うわ、あの役をアーミー・ハマーがやるのか、似合いそう!

製作は2020年で、1890年生まれのアガサ・クリスティ生誕130周年だそうだ。

原題は『DEATH ON THE NILE』。

 

大富豪のリネット・リッジウェイ(ガル・ガドット)は、親友ジャクリーン・ド・ベルフォール(エマ・マッキー)から彼女の婚約者サイモン・ドイル(アーミー・ハマー)を奪って結婚。

エジプトを訪れていた私立探偵のエルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)は、新婚旅行に来ていたリネットとサイモンから相談を受ける。

行く先々にジャクリーンが現れつきまとわれていたが、まだ事件は起きておらず、どうしようもなかった。

リネットとサイモンは友人たちを招き、ナイル川をめぐるカルナック号に乗船する。

ところが、貸し切りにしたはずの船にジャクリーンの姿が。

そしてある夜、ジャクリーンとサイモンが言い争いになり、ジャクリーンはサイモンの脚を撃ってしまう。

その翌朝、リネットが死んでいるのが発見される。

リネットと因縁がある乗客たちの中で、ポアロは事件の解明に乗り出すが…。

 

冒頭から原作にないシーンで始まった。

やっぱりケネス・ブラナーのポアロには違和感。

ポアロの頭は卵型なんだよ!

昔読んだ小説のタイトルは「ナイルに死す」だった。

初めて読んだのがいつだったか覚えてないけど、好きでもない人と結婚するのが理解できない子供だったなぁ。

前作はメジャーなキャストがずらりと並んでたけど、今回はそうでもない。

やっぱりサイモンのちょっとおバカっぽい感じがアーミー・ハマーに似合っていた。

リネットはもうちょっと若い女優が良かったかなぁ。

ジャクリーン役のエマ・マッキーが若いから、ガル・ガドットだとちょっと年上すぎかな。

下手にオリジナリティを出そうと、原作にはないエピソードやキャラを盛り込み、設定やキャラを改悪。

サイモンもリネットも、薄く浅い。

これを観て、「ポアロって面白い」と思うかなぁ?

人を激しく責めたて、追い詰める。

原作と比べると、このポアロはただの嫌な奴。

監督・主演のケネス・ブラナーが悪目立ち。

やっぱり「なんか違う」と思ったまま終わった。

口直しに原作を読みたい。

 

ブーク(トム・ベイトマン)

ユーフェミア・ブーク(アネット・ベニング)

ロザリー・オッタボーン(レティーシャ・ライト)

サロメ・オッタボーン(ソフィー・オコネドー)

ルイーズ・ブルージェ(ローズ・レスリー)

ドクター・ウィンドルシャム(ラッセル・ブランド)

マリー・ヴァン・スカイラー(ジェニファー・ソーンダース)

バワーズ(ドーン・フレンチ)

アンドリュー(アリ・ファザル)