アンチグラビティ。 | すぷのたわごと。

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ほぼ映画の感想&素朴な疑問(別名ツッコミ)。
目標「観ずに後悔するより観て後悔」。

『アンチグラビティ』を観に行ってきました。

チラシは取りに行けなかったけど、予告編の『インセプション』を彷彿とさせる映像が気になっていた。

そしたら、パンフレットが作られていなかったので代わりにチラシを貰えた。

ロシア映画。

原題は『KOMA』でいいのかな?意味は“昏睡”?

 

男(ライナル・ムハメトフ)が目を覚ましたのは、建物や地面が重力を無視した異様な世界だった。

そして謎の黒い怪物に襲われた男は、ファントム(アントン・パンプーシュニー)たちに助けられる。

彼らはヤン(コンスタンチン・ラヴロネンコ)が率いる集団で、その住処に案内される。

そこで、ここは昏睡状態の人間たちが暮らす世界で、みんなの記憶で創りあげられていると知らされる。

昏睡状態から目覚めるまで抜け出せない世界で、“死に神(リーパー)”と呼ばれる怪物に襲われる危険がある。

しかしヤンは、リーパーがいない島があると信じていた。

男がその鍵を握っているという。

記憶がなく名前も思い出せない男は、危険に陥った時に特殊能力に目覚め、建築家と呼ばれるようになる…。

 

重要なのは“重力”じゃなくて“昏睡状態”なので、タイトルは“コーマ”のままで良かったんじゃないかなぁ。

ロシア映画だけど、キャラ名は英語名だったので覚えやすかった。

小規模公開で情報が少ないので、名前は字幕のものを採用。

間違って覚えているかもしれないがご容赦を。

建築家はアーキテクトだと長いから漢字?

IMDbを見てみたら、ヴィクトルと書いてあった。

『アトラクション 制圧』の時はリナル・ムハメトフと紹介されてたけど、今回はライナル・ムハメトフ。

イケメンだけど脳みそ筋肉な隊長ファントムは、『ガーディアンズ』の熊男。

アントン・パンプシニなのか、アントン・パンプーシュニーなのか?

治癒能力を持つフライ(ルボフ・アクショノーヴァ)は、ファントムが狙っているがその気はなく、建築家に惹かれる。

その他に、アストロノム(ミロシュ・ビコヴィッチ)、スピリット、タンクなどが仲間。

ストーリーの途中までは、異世界冒険譚。

新入りの洗礼とか、ピンチで能力が発現とか。

それが途中から様相が変わった。

建築家の失われていた記憶が鍵。

ちょこちょこツッコミどころはある。

なんで牢屋を作ってあいつを閉じ込めないんだろう?と思っちゃダメ?

リーパーの正体をなぜ住民たちは知ってるのか不思議だったけど、それが伏線にもなっていた。

あのリーパー、あの人だったよね。

思わせぶりなラスト。

面白かったけど、キャッチコピーの「戦場は、頭の中。“失われた記憶”を取り戻せ――。」を見てバリバリのアクション映画かと思っていたら、拍子抜け。