search サーチ。 | すぷのたわごと。

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ほぼ映画の感想&素朴な疑問(別名ツッコミ)。
目標「観ずに後悔するより観て後悔」。

search サーチ』を観に行ってきました。
100%すべてPC画面の映像で物語が展開する、斬新な映像手法という触れ込み。
原題は『SEARCHING』。
サーチは“調べる”とか“検索”という意味で使ってるけど、サーチングだと“捜査する”という意味もあるんだね。
 
妻パムを亡くし、16歳の女子高生の娘マーゴット(ミシェル・ラー)と2人暮らしのデビッド(ジョン・チョー)。
ある朝、徹夜の勉強会に行ったはずのマーゴットから夜中に3件の着信があったことに気づき、連絡を取ろうとするが連絡がつかない。
警察に通報するが、家出なのか、誘拐なのか分からない。
行方不明事件の担当となったヴィック捜査官(デブラ・メッシング)から、マーゴットの人間関係を聞かれるが、妻の死後、娘の友達が誰かさえ知らなかったことに気づく。
デビッドは娘のPCからSNSにアクセスし、手掛かりを探す。
そこには、自分が知らなかった娘の姿があった…。
 
しまった!自分がPCSNSに疎いことを忘れていた…。
PCSNSに詳しくないからこその違和感には困った。
ずっと画面にデビッドが映ってるのは普通なの?
映画的には、そうしないと演者が見えないから、そのための演出?
それでも面白かった。
気のせいか、TOHOシネマズがものすごいプッシュしている。
公開直後ではあるけど、ジョン・チョー以外は有名な出演者がおらず、監督はこれが劇場用映画デビューとなる若い新人アニーシュ・チャガンティなのに、いつもは大作が上映される一番大きいハコを使っている。
わざと疑わせるようなことが次々と起こり、どうなるんだろうとドキドキ。
映画あるある、配偶者を亡くして残された方は、子供とうまくコミュニケーションが取れない。
そのせいで子供は寂しくてバカなことをしでかす。
デビッドも、マーゴットも、デビッドの弟ピーター(ジョセフ・リー)も、バカだなぁ。
自分は、インスタグラム、フェイスブック、ツイッターをやっておらず、なんであんなに自分を晒すのか理解できない。
個人的にはネットの匿名性が気に入っていて、顔や身元を晒してる奴らが平気で人を傷つける心理が分からない。
事件を利用して、注目を浴びたいという気持ちも理解不能。
友達じゃないって言ってたくせに、親友だと?
小さなネタが散りばめられていて、後で「そういうことだったのか!」と納得。
記事も、隠蔽も、後に繋がっていた。
自分が感じていたアイコンの違和感も、ちゃんと回収されてスッキリ。
あの途中で変わったアイコン、怪しいと思ってたんだよね。
勧誘メールと写真が同じというのは偶然過ぎるけど、まぁいいか。