バタフライ・エフェクト。 | すぷのたわごと。

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ほぼ映画の感想&素朴な疑問(別名ツッコミ)。
目標「観ずに後悔するより観て後悔」。

『バタフライ・エフェクト』を観に行ってきました。
諦めの悪い『タイムマシン』。(爆)
うろ覚えだが、あれは彼女を救おうと、機械を使って過去に戻って、という話だったはず。(救うのは失敗して、遠い未来へ行ってしまうけど)
これは、彼女を、友達を、母親を、そして自分を救うため、日記を媒体にして何度も過去に戻り、何度も運命を変える。
エヴァン(アシュトン・カッチャー)が過去に戻って運命を変えても、身近な人(彼女・その兄・友達・母親・自分)の境遇が変化するだけ、という設定。
いくら運命を変えても、誰かが必ず不幸になる。
そしてエヴァンが最後に選択した変革は、ケイリーと関わらないこと。自分と関わって彼女が不幸にならないよう、幸せになれるように願って。
「運命ではない」という、『ターミネーター』シリーズのセリフを思い出した。サラとジョンは自分で選択し、自分の手で未来をつかもうとする。エヴァンも、ケイリーと関わらないということを自分で選択し、不幸になるというケイリーの運命を変えた。
かわりに、誰よりも大事に想っている彼女のそばにいることは出来ない。
せつないね~。
子供時代に起こっていた記憶の欠落は、現在(大学生)のエヴァンがその頃の自分に侵入(?)していたせいなんだね。
精神病院に隔離されていた父親も、同じ能力を持っていて、運命を変えることに失敗したということなんだろうか?
この映画の監督二人は、『デッドコースター』や『セルラー』の脚本に関わっていたらしい。なんとか自分の運命を変えようとする、という設定が好きなんだね。(笑)