この飛行機は、ロシアのものです。
『An-124 ルスラーン』
でも、何故か、
旧「西側諸国」の大仕事に引っ張りだこ。
その理由は、
最大で122~170トンもの荷物を積めるから。
最大積載量で比較すると、
米空軍最大の輸送機
『C-5 ギャラクシー』が、最大118.3トン
米空軍が緊急展開用に配備する、最新の輸送機、
『C-17 グローブマスターⅢ』で、最大77.5トンですから、
如何に、
重量物の輸送能力に長けているかが分かります。
日本でも、
路面電車の輸送や、
自衛隊のイラク派遣の際の
物資輸送用にチャーターされた実績があり、
国際宇宙ステーションの
日本の実験棟『きぼう』を輸送する為に、
NASAにチャーターされたりしました。
でも、
民間用とはいえ、
ロシア等の航空会社によって運用されていますから、
政治的理由を背景に、
輸送を断られれば、大変です。
作る物を、
よりコンパクトにする技術は長けていますが、
より多くの物を、
迅速に輸送するシステムの確立は急ぐべきでしょう。
ただ、
安全でない地域への輸送は、
民間航空会社なら拒否するでしょうから、
そういった「非常時」にどうするか?
政府のお偉いさん方には、
何も無い時に考えて貰いたいものです。
「国際緊急援助隊」の派遣の際にも、
もっとスムーズに
多くの人員と物資を運べると思いますしね。
私は、
「非常時」への備えの為なら、
今のガソリン価格でも、納得しますよ。
そうそう、
国内の「非常時」に、
航空自衛隊によって運用される
次期輸送機『C-X』は、
(最大積載量は、37.6トン)
胴体フレームの強度不足等により、
その初飛行は、
今年8月以降になりそうなんだとか…
あらら…( ̄_ ̄ i)