今日の「ビジネス・アイ」の記事によると、
独立行政法人の
「科学技術振興機構」(JST)が、
爆薬だけを検知する
『地雷センサー』3機の開発に成功したと発表。
今の地雷探知は、
金属探知機によって、一つずつ見つけ出し、
処理する方法が主流となっていますが、
他の金属片などによる誤検知も多く、
地雷の発見率は、
1000回に1回とも言われるほど、
極めて低いのが現状なんだそうです。
また、地中レーダーによる探査では、
外形の似た石や空き缶などを
誤検知する問題が、指摘されているのだとか…
今回、発表された3機の『地雷センサー』は、
一つが、
爆薬の化学物質中の窒素原子核が、
電磁波に共鳴して発信する電磁波を検出するセンサー。
重量も、5kg程度しかないと言うのも、素晴らしい!
残り二つは、
爆薬に中性子を照射すると放出されるガンマ線を検知して、
位置まで特定するセンサーと、
同じ原理で、
爆薬から放出される「高エネルギーガンマ線」を検知するもの。
今後は、
地雷探知・除去の現地実証試験で、性能を検証する予定。
長年、
発展途上国の現状に見合わない技術支援もして、
税金を無駄に投入してきた日本ですが、
こういう技術こそ、
「国際貢献」として、世界に広めていくべきでしょう。
地雷除去用に改造され、
使用されている、日本の建機とともに、
「地雷の無い世界」を広げていってほしいです。
それに、
地雷が簡単に発見できる様になれば、
使われる地雷の数も、格段に減りますから…
この分野に心血を注いでいる開発者の皆さん、
これからもずっと、頑張って下さいね。
応援していますよ!