DMV | ものづくり系会社員の戯言?

ものづくり系会社員の戯言?

「心」の世界から「ものづくり」の世界に転身して奮闘する『変わり者』の徒然日記

乗りもの―鉄道・自動車・飛行機・船/真島 満秀
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 今夜は、「ガイアの夜明け」や「WBS」で取り上げられていた

 『DMV(デュアル・モード・ビークル)』の話。

 皆さんも、テレビや雑誌等でもう見られているのでは?


 黄色い車体にの前部には、嘴の様に見える物が…

 中には、線路を走る為の車輪が格納されています。


 全体の6割に赤字路線を抱えるJR北海道が、

 赤字路線を救うべく開発した、実験的な「試作車両」なので、

 今は、「試験・検査・工事車両」と同じ意味合いの黄色いカラーリングですけどね。

 

 実用化される時は、もっと洗練されたデザインになる思いますよ、多分…。


 その特徴を簡単に言えば、「線路も走れるバス」です。

 普段は、普通のバスと同じ様に道路を走り、

 線路を走る時は、車体の前後に格納されている車輪が『ガイド』をして、後輪で推進します。

 「8ナンバー」でなく、「2ナンバー」だったのは驚きでしたけどね。


 今年から、本州(富士)でも試験運転が始まり、

 4月からは、北海道で試験的な営業運転が始まるとの事。


 地方鉄道が次々と廃線になり、

 現存する路線も、その8割が赤字と言われている今、

 この『DMV』が「救世主」になってくれれば良いのですが…。


 しかし、公道と線路では、「運転免許」が異なる点が今後の課題です。

 現状だと、1台の車両に2人の運転手が要る事になりますからね。

 

 これからの改善を期待しましょう。



 さて、今日では、

 「リニア新幹線」や「次世代新幹線」以外にも、

 「蓄電(充電)式路面電車」や「燃料電池車両」等、

 色んなコンセプトで、次世代車両の開発が進められています。


 これからは、単なる都市間の移動手段としてだけでなく、

 地方の利便性とコスト、それと環境への配慮が組み合わさった車両が登場するのも、そう遠い日ではないかも知れません。


 ですが、車窓からの風景はそれ程変わらないでしょうから、楽しい旅は続けられると思いますよ。


 でも、それは「鉄道ありき」の話…。