イブの深夜は、風邪でしんどいにもかかわらず、寝付けなかったので、「NNNドキュメント’06」を見ていました。
タイトルは、「ドクハラ~茶髪のサンタの贈り物~」
医師の態度や言葉が患者やその家族を傷つける「ドクターハラスメント」
その言葉や実態を初めて紹介、提唱した医師・土屋繁裕氏の話。
去年9月、くも膜下出血で倒れ、亡くなった彼が、搬送された病院でなされた治療こそ、本人と家族に対するドクハラだったというもの。
手術で、患者から摘出した骨片を、誰の承諾も得ずに「処分した」という病院。
私には、その病院の医師達の行為が理解出来ません。
と言うのも、私の祖母も、20年以上前にくも膜下出血で倒れました事があり、
手術で摘出した骨片は綺麗に洗われて、ガーゼに包んだ状態で返されましたから。
「ご本人はいつかは亡くなられるでしょうから、その時に一緒に納めてくださいね」と。
その他ででも、医療従事者にはお世話になっていますが、献身的な治療を目の当たりにしているので、尊敬の念はいつまで経っても消えないでしょう。
だから、「ドクハラ」がある事は知っていても、私には信じられません。
もし、家族が「ドクハラ」に遭ったら?
それ相応の対処はしてしまいますね、ウチの家族は…(苦笑)
そんな事はさておき、
私が、この番組を見ていて辛かったのは、「愛する人」を失った家族の姿。
バックに流れる、オフコースの曲がとても切なかった。
土屋氏のお子さんはまだ小学生。
生きて、その成長を見守りたかった筈。
でも、それは叶う事はありません。永遠に
あの子達が、お父さんと同じ様に素晴らしい人になる事を、
赤の他人の私も、信じています。
「信じる」ことだけなんですがね…
だって、同じ人間ですから…
- ストップ・ザ・ドクハラ―医者のハラスメントに患者はどうすべきか/土屋 繁裕
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