達成感 | ものづくり系会社員の戯言?

ものづくり系会社員の戯言?

「心」の世界から「ものづくり」の世界に転身して奮闘する『変わり者』の徒然日記

 先日、テレビである活動について知りました。

 「活動費1000円を払って、素手でトイレ掃除をする」というもの。横浜市長の中田宏さんも参加されているそうです。

 初めて参加した若者は、「常連」の参加者が裸足でトイレにしゃがみ込み、素手で掃除をする様に、呆気にとられてました。


 昔、ある会社の社長さんが、社員の手本となるべく、毎朝一番に出社して、トイレ掃除をして見せた。そんな話を聞いた事がありますが、それと同じです。


 さて、今は、CSR(企業の社会的責任)の活動として、会社の周囲を清掃しているのを見受けられますが、活動している人達の様子は全く違いますね。


 活動内容に大差は無いのに、結果は大違い。

 

 貴方は、何故だと思いますか?


 私は、ボランティア活動と義務化された活動の「違い」と、結果がすぐに見えるか否かの「違い」が、結果の差になっていると思います。

 人間は、自己中心的な考えを持つ生き物です。「達成感」が得られないと、動きませんから…。言葉を変えれば、「無力感」との闘いです。


 私も、昔(「子供の心の闇」が叫ばれていた時期)、それを痛感させられました。

 

 教育委員会からの委託を受けて、旧文部省のモデル事業に参加していたのですが…、

 目に見えない結果や、心無い者の妨害によって、あっという間に参加者が4分の1以下に。

 残ったメンバーに、活動の「存在意義」について説き、存続への協力を呼びかけながら、私自身も苦闘していました。

 そうこうしている間に、活動は残ったメンバーに支えられながら終了。

 

 今は、他の教育委員会や、ボランティア団体も参加して、全国的に展開しました。

 そして、私達の日々の苦闘は、「手引き書」の中に活きています。

 ですが、『心無い者』は一向に減りません。