花瓶からはらはら落ちた芍薬の花びらを並べた図。今朝。花曼荼羅ノヨウナモノ。
今日は
「和のお手当て」おさらい会をおこないました。
和のお手当てとは?
アメリカ生まれのクラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)を、より、日本の暮らしの特性に合わせてやさしく繊細にした手技療法です。
そもそもクラニオセイクラルセラピーもやさしいのです。
体の各所にしずかに触れ、大きく動かすのではなくじんわりと筋膜などをゆるめる手技。結果、絶え間なく流れる脳脊髄液のリズムを整える。
これにより自律神経系の乱れが改善したり、あちこちの痛みが軽くなったり、古い損傷の影響による痛みなども改善。
そして「体性感情解放」というように、記憶の奥の奥に秘めて自分でもすっかり忘れていた心の屈託や傷、叶えられなかった思い、痛みなどが浮上して解放されるということも起こり得る。
というクラニオをベースにしたのが
和のお手当てです。
体をとてもとても丁寧に扱います。
そのやさしさに包まれると
武装が解除され、心の門が開くのでしょう。
このとき施術者は決して
愛やら情やら癒しやらなんやらを
願ったり送ったりしないというのは大切なポイントです。
そういったことは所詮、
己が己にしたいことなので、
脇に置いておく。
そうではなくて、
ただそこに、静かにあたたかくゆったりとしたやりかたで、触れるのみ。
踏み込まない。
祈らない、願わない、送らない、覗かない、どうにかしようとしない。
その人が、その人であることをただ最上級に尊重します。
すると
体は安心を感じて、武装を解くみたいです。
そういうお手当てを受けると
夢うつつのなかで
つーーっと涙が出たり
過去のあるシーンが蘇ってきたりすることがあります。
で、必要な癒しは、その人の中で、勝手に起こるようです。
わたしはインナーチャイルドのセラピーはとても難しいものだと思っています。
よほど注意深くないと、セラピスト側が描く物語を暗示、提示して誘導して、なんとなくのカタルシスをそこに生じさせて、終わっていないのに終わらせることが……無意識に起こりやすい世界だから。
未熟者のわたしはそれをうっかりしてしまいそうで怖いのと
言葉によらない安心感のなかでその人が自分でプロセスを進めるのがほんとうにいいなと思うので、体に触れるこの手法が大好きなんです。
(しかも大変に気持ちがいいし!)
言葉や言語化も大切ですが
心にアプローチするには
「体」の感覚もすごく大切。
両輪だと思います。
だからホメオパシーとクラニオのお手当て、
わたしにはどちらもなくてはならないんです。
さて、そんな和のお手当ての
本日のおさらい会。
心のうちをシェアしあいつつ
ひと通りのお手当てをしあい、
そして
足の内旋のパート練習・研究をしました!
笑いあり、じわっと涙あり、すやすや眠りあり、ほほーと感心ありの盛りだくさん時間。楽しかったなあ。
ありがたいです。
おさらい会は全国各地でやっていますので、基礎講座受講者の皆さんは、お近くでぜひ。
札幌では、わたしが担当しています。
たまには横浜から齋藤光洋みっちゃん先生なども来てくれます。
触れるを深めて
手を育てていく道。
とてもいいですよ。
お手当ての講座も久しぶりにやろうかな。
お手当てについてはこちらもご覧ください。
NPO和のお手当て会↓