子どもたちの運動会、そして大人の心の病について思い馳せる今日 | ~自己治癒力で、もっと元気に、幸せに!~ 札幌のホメオパス ふじやまみちこのMagical Healthy blog 

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心と体のバランスをとり、自分らしく健康になるツールのホメオパシーに惚れ込み、札幌でホメオパスをしています。ホメオパシーをはじめ、クラニオセイクラルセラピー(頭蓋仙骨療法)などの可能性ある代替療法も日々研究&実践中!

今日は、子どもたちの運動会でした。

上は小4、下は小1

男の子兄弟です。

 

上の子は、1年、2年時代こそリレー選手でしたが、その後は及ばず。

背の順が一番前のチビスケな彼、体格差も出てきているし、ね。

 

それでも徒競走では

昨年まで1位を守って来たのです。
が、

今年は「ぼく、ムリだよー」と早々な時期から敗北宣言。

 

なんでも、くじ引きで決まった同じ走者組には、リレーの選手が3人いると。

 

そうかい、そうかい、
と私はたいした気にも留めていなかったのですが…

 

これまでのプライド的に「徒競走4位以下が確定」は、
それなりに苦しかったらしい。

 

「ぼく、テキトーにやるよ」

「もう、今年は見なくてもいいわ」

 

そんな言葉が

運動会練習まっさかりなとき、聞かれました。

 
父母は

「力抜いてやっちゃうのは一番カッコ悪いんじゃないかな」

「全力だしたほうが気持ちいいよ」

と淡く言うのみで。

 

ま、内心、期待していませんでした。

 

で、当日の今日。

 

彼の徒競走。


スタートから、全力。

リレー選手のスピードランナーたちに必死で追いすがる。


全然あきらめていないじゃないか。

めちゃくちゃ全力じゃないか。

うわ……あの表情。

全身から出ているエネルギー場。強い。

 

リレー選手たちには及ばないけれど、差をギリギリ詰めて、ゴール!

 

帰宅後、彼はニッコニコの顔で言いました。

「ぼく、4位だけど、今日はぼくのベストだったな!」

 

すがすがしい顔。

 

そして私、
時間がたつにつれ、この言葉が嬉しく心にしみてきます。

 

1位はいいし、2位もいいけど、
この4位、値千金ではないかと。

 

なぜなら、

「自分の力いっぱいを出した実感があり、
なおかつその結果にOKだな
と、自分が一番思えている」
からです。

 

順位というのは、いってみれば、ある尺度のみの価値観。

 

そこにとらわれず、自分の中で「よし!」と思えること。

 

これが。

これこそが。

この先の長い人生を自分自身で生きるチカラになるから。

 

実は私の兄は、長いこと、うつ病でした。

今は……多分、だいぶいいのかな。
何年かにわたり、休職~復職をくりかえし、
今、最後のチャンスで、以後継続している様子。

兄はどちらかというと、エリートです。

化学の専門分野でそれなりに名をなす研究者。
共著で、専門書も出していたりする。

 

でも。

 

自分の価値を、
自分では本当には認めていなかったかもしれません。

 

たとえば世の中、不景気になって研究費が削られたとき。

研究室から出て、心ならずもな仕事もしなくちゃいけなかったとき。

 

その場でも、「よし」と思えたら。

「まあ、いいんじゃないの。結構オレはやってるよ」と笑えたら。

 違ったんじゃないかな。

兄は第一子だし、

うちの両親もかなりのクセモノだから、

成育歴、育ち歴の中で、

スポイルされる要素はとても強かったと思う。

 

そこからもう少し早くに、

もっともっともっと自由になっていたら。
そして、「なんかしらんけど自分ってOK」と
思える楽天を培えていたならば。

違う世界があったんじゃないかな。

と、つい、私は考えてしまう。

 

だから、私は、

世間的に(あるいは、ある一つの指標において)、

「落ちた」状況になった長男が、

そこでも、腐らず、弱らず、

「ぼく、すごかったな!」

と自己評価できたことが、

素晴らしいと思いました。

 

心熱くなりました。

 

そして、次男。

次男はリレー選手。
ですが、これまた、練習のたびに
自分の走る場面で何人かに抜かされるのを
気に病んでいた様子で……

 

だがしかし。

彼曰く、「超能力」で、今日の本番は早かった。

 

この子は、ヒーリング力やサイキック力が
どうも秀でている感じなのですが、
今日、それを発揮したのかも。

この子も、この子で、成長の日でした。

 

ああ、みんな、いつまでも成長していこう。
幸せにむかって、

私も負けちゃいられんな!