スポーツマーケティングトレンド
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ご無沙汰です

実は、転職して非常にバタバタしておりました。しかも長期出張中に電話も止められ、いまだインターネット接続環境にありません。

早期復帰を目指し現在もろもろ調整中ですので、今しばらくお待ちください!

MLS最新情報

アメリカのMajor League Soccer所属チームの一つ、NY/NJ MetroStarsがAnschuts Entertainment Group(AEG)からオーストリアのドリンクメーカー『Red Bull』に約32億円で売却された。Red Bullは現在NJにAEGが建設中の新スタジアムのネーミングライツ及びスタジアム所有権の50%を購入し、そのトータル額は数百億円を超えると予想される。


Red Bullは日本でもブルーに赤い牛のロゴのエナジー飲料としてお馴染み。現在F1チームを2チーム、オーストリアのサッカーチームを1チーム所有しており、MetroStarsが4チーム目となる。


売却を決めたAEGといえば、MLSチームのうちストイチコフが柏レイソルの後に所属したChicago Fire、アメリカのエース・ドノバン率いるLA Galaxy、旧San Jose EarthquakesのHouston Dynamo、そして脅威の16歳フレディ・アドゥー所属のDC Unitedの4チームを現在所有している。AEGは元来1チームのみを所有するのが望ましいとして、今後も数チームの売却を検討しているとのこと。


その他には、アメリカの富豪Lamar HuntがKansas City Wizards、Columbus Crew、FC Dallasと同じく複数チームを所有している。


2002年のワールドカップベスト8、2月の日本代表戦でもその実力を見せつけたアメリカサッカー。ただリーグ運営に関していえば、日本では信じられないような構造です。複数チームを所有しているのでドノバンがSan JoseからLAに移ってそれに伴い観客数に増減があっても、オーナー会社が同じなので結局お金の出入りには影響なし。


ニッポン放送が横浜ベイスターズの株式を約30%保有する一方、親会社のフジテレビがヤクルト球団の株式を20%取得したことが大問題として取り上げられた日本では信じられないようなお話。移籍にしろ勝敗にしろ、リーグや親会社の掌でぐるぐる回っているようにファンから思われても致し方ない。AEGもLumar Huntさんも早いとこチームを売り払って、リーグは健全な運営に努めて欲しいところである。

アメリカにおけるワールドベースボールクラシック(WBC)

WBC2次リーグへの進出を決めた日本チームが話題となっている。12日から米国でこのWBC2次リーグが行われるが、SBJではこのWBCはどのように捉えられているのだろうか?


MLBのオフィシャルスポンサーであるAnheuser-BuschGatoradeMasterCardは今回WBCのスポンサーにもなっている。MLB側によれば、当初このWBCが『赤字にならなければよいだろう』くらいの気持ちでいた。しかし今では、スポンサー収入やチケット収入、メディアパッケージの販売により、かなりの利益をあげそうな勢いであるそうである(金額は明らかにされていない)。

ちなみに、MasterCardはアジア及び南米むけにチケットプロモーションやテーマ広告を展開しており、Gatoradeは全ての試合においてダッグアウト内のウォータークーラー、コップ、タオルを提供する。日本ではユニフォームにはアサヒ飲料及びKonamiがスポンサーとしてついているが、米国のユニフォームスポンサーは今回ついていない。その他、Presidente Beerがドミニカ共和国のスポンサー、Polar BeverageVerizon(電話)、General Motorsがベネズエラのチームスポンサーとなっている。

アメリカのメディアパッケージはTaco Bell(メキシカンのファーストフード)がESPNで放送される39試合のスポンサーとなっており、ペプシも購入したとのこと。(金額は明らかにされていない)

ユニフォームサプライヤーに関しては、ミズノが日本と台湾のユニフォーム、SSKが中国、Nikeが韓国にそれぞれ提供しており、その他のほとんどのチームはMLBのオフィシャルユニフォームサプライヤーであるMajesticの提供となっている。キャップはアジアのチーム以外全てをMLBキャップの老舗New Eraが提供している。

MLB関係者によると、2週間半の2次リーグでは既に800,000枚のチケットが売れており、ユニフォームやグッズの問い合わせが殺到しているとのこと。大会のメディアAD申請は4000を超えており、全米球界最大のイベントであるワールドシリーズで通常1200から1500のメディアが取材に訪れることを考えると、WBCの注目度の高さがうかがえる。

さすがにあれだけのメンバーがそろえば、WBC2次リーグも盛り上がること間違いない。特にベネズエラやドミニカ共和国では数多くのメジャーリーガーを輩出しており、南米の国ではあるがサッカーより野球のほうが断然人気がある。アメリカに渡った地元の英雄たちが自国のために戦うこの大会。また、自国でプレーする若者にとっては、MLBスカウトへの格好のアピールする場でもある。他の競技では当たり前になっているW杯であるが、野球界にとっては歴史的なイベントと言える。様々な困難を乗り越えて実現させた各国運営関係者の方々に拍手を送りたい。

米国スポーツスポンサーシップ調査

アメリカで、現在トップスポーツのスポンサーとなっている50の企業を対象に行ったアンケートの調査結果が出た。このアンケートは去年の秋に3ヶ月間かけてSeaver Marketing Group、オハイオ大学、アリゾナ州立大学、Turnkey Sportsにより行われたものである。


まず2005年と比べて、42%が今年は更にスポーツスポンサーにお金を使う予定だと答え、46%が同じくらいの金額、12%が2005年より減らす方向にあるということが分かった。


次にどのスポーツが一番スポンサーのニーズに合っているか?との問いの答えは以下のとおり。


NASCAR   22%

NFL      18%

NBA      14%

MLB      12%

PGA Tour  12%

Minor League Baseball  8%

College/NCAA  4%

NHL       4%

Tennis     2%

Volleyball   2%

ABC Sports/ESPN     2%


ちなみに2004年には、NASCARが40%というぶっちぎりで一位。そう考えると以前より人気が落ちたのか、他のスポーツのスポンサーメリットが上がったのか、差がなくなってきていると言える。驚いたのが、マイナーリーグ野球がNCAAやNHLより上位にランクインしていることである。


以前、たしか日経新聞で日本のスポーツスポンサーとして何が魅力的か?というようなアンケートが載っていました。確かJリーグが40%くらいで一位だったと記憶しています。


スポーツスポンサーによる効果を正確に測るのは非常に難しいです。米国ではスポーツマーケティング会社やスポーツリサーチ会社が多数存在しており、顧客の購買意欲が向上したかなどを定期的に調査しています。従って、営業するチームやリーグ、そしてスポンサー企業側もその効果が非常に分かりやすい。また、オリンピックやサッカーワールドカップなど大きな大会になると、期間中のウェブアクセス数や実際目に見える売上増が効果の測定の基準とされているようです。


初のテニス観戦

先日仕事の合間が3~4時間あったので、東レパンパシフィックオープンのシャラポワvsヒンギスを見てきました。初めて生でテニスを観戦したのですが、プレー中の静けさにまずびっくり。シャラポワのデカさにびっくり。そして最後に、あの小生意気だったヒンギスの勝利者インタビューでの優等生コメントにびっくりでした。


会場は超満員ということで雰囲気もよく、やっぱりスポーツは生観戦だなぁと痛感。初のテニス観戦に大満足で夕方の会合に出かけました。



↓私の壊れかけの携帯では望遠の威力もなく、何だか分からない写真となってしまいました。


プレーに精彩を欠いたシャラポワ

最後まで調子の上がらなかったシャラポワ


復活を印象付けたヒンギス

復活を印象付けたヒンギス

米国スポーツ界のトップ交代劇②

それではナイキの話にうつりましょう。


1月下旬、ナイキの創設者でありチェアマンのPhil Knightは同社CEOのWilliam Perezの解任を発表した。Perezは、『Ziploc』やクレンザーなどの台所用品で有名なS.C. Johnson & Son Inc.の元CEOで13ヶ月前にNikeに転職したばかりだった。Nikeは同時に、叩き上げで27年のベテランMark Parkerを新しいCEOに任命した。


Phil Knightは報道陣の質問に『いや~、Perezがやっていたことと私たちがやっていることでは分野が違いすぎたねぇ~。彼はそのギャップを埋めることができなかったなぁ』と答え、一方のWilliam Perezは『問題はPhilにあるよ。彼は引退するって言っていたのに今だに実権を握っているしね。二人もCEOはいらないよ』とコメントしている。


ここでナイキ誕生にまつわる小話をひとつ。

もともとオレゴン大学陸上部の選手だったPhil Knightは、1963年、遊びに来ていた日本でOnitsuka(現アシックス)のシューズと出会う。その性能に感銘を受けたKnightは早速Onitsukaの独占販売権を獲得し、まずは1000足購入してアメリカ中の大学陸上部で行商をしていた。当時つけた会社名がBlue Ribon Sports。そして、1966年には大学時代のコーチでありシューズデザイナーだったBill Bowermanと初のオリジナルシューズを製作し、Onitsukaのブランドで販売したところ陸上界で大ヒット。自信をつけた二人は1974年にNikeを設立したのである。以来、『反体制』のイメージをアピールし反逆児マッケンローやアガシと契約。また、MJことマイケル・ジョーダンやカールルイスなどトップアスリートと次々に契約を交わし隆盛を極める。後の活躍はご存知の通り。


こんなバイタリティーのあるPhil Knightだから、高齢になり『引退する』と宣言しても口を出さずにはいられないのでしょうね。『来てくれ』と言われて、一年で『やっぱいいや』と言われたジップロック屋さんは本当にお気の毒です・・・

米国スポーツ界のトップ交代劇①

先月、米国いや世界のスポーツ界の巨人、IMG(International Management Group)とナイキでトップクラスの人事異動があり、スポーツ界を賑わせています。まずはIMGの話題から・・・


IMGは言わずと知れた世界最大のスポーツマネージメント会社で、私も大学院卒業後のプラクティカルトレーニング(学生ビザで一年間就労できる)で働いていたことのある会社です。あの、トム・クルーズ主演の『エージェント』(米題『Jerry Magwire』)のモデルとなったことでも有名ですよね。私にスポーツ界入りを決意させた作品でもあります。


1960年代前半、大学時代にゴルフの選手だったマーク・マコーマックが、自分のよきライバルであり友人でもあったアーノルド・パーマーの代理人を買って出たところからIMGは始まります。当時未開だった代理業の創始者として頭角を現したマコーマックは、その後ジャック・ニクラウス世界のトップアスリートの代理人をつとめ、IMGはスポーツマネージメント界に不動の地位を築きます。現在では世界30ヶ国に3000人の従業員を抱え、タイガー・ウッズロナウドディレク・ジーターマリア・シャラポワなど世界のトップアスリートのエージェント業務のほかに、WTAやPGAツアーのプロモート、運営も行っています。東京オフィスでは、サッカー元日本代表の井原正巳氏やマラソンのQちゃんこと高橋尚子選手のマネージメントをされていますね。


そのスポーツマネージメントの生みの親、マーク・マコーマック氏が2003年5月に亡くなった時、私は奇しくもIMGサンフランシスコオフィスで働いており、社員一同喪に服したのを覚えています。


2004年9月にNYのForstmann Little & Co.が800億円でIMGをマコーマックファミリーより買収し、大幅なてこ入れを行いました。まず、複数のCEOによる共同経営方式を見直し、CEOだったBob KainをPresidentに、同じくAlastair JohnstonをVice Presidentに据えました。この二人はその後Vice chairmanまで降格します。そして今回は、1972年の入社以来IMG一筋でスポマ界レジェンドとも言われているPeter Johnsonが会社を去ることになったのです。そして変わりにPresidentに就任したのが、アメリカを代表するモータースポーツジャイアント『NASCAR』のCOOであったGeorge Pyne。Peter Johnsonは過去にテニス界の女王、ナンシー・ロペスなど数々のトップアスリートを手がけ、2004年にはSBJから『世界で最も影響力のあるエージェント』に選ばれています。彼の辞任はスポーツ界に激震を走らせ、ショックを受けたゲータレードやリーボック、そしてマクドナルドの幹部からは『ピーターじゃないともう頼まないよ』とか『ホントにそのジョージ某にピーターの役が務まるのか??』との声が上がっているそうな。


経営権が変わることにより幹部の首が挿げ替えられることはよくあること。しかし、そこまで評判も業績もよい優秀な方の肩を叩かなくても・・・。よっぽどForstmannがJohnsonを気に入らなかったのか、Johnsonがマコーマックの築いた『全ては選手のために』というモットーのもとに働いてきた仲間をバサバサ切りまくる新首脳陣に見切りをつけたのか。真相は本人のみぞ知る、ですね。


長くなったので、ナイキの話題は次回にします。

NCAAのお話

NACCって皆さんご存知ですか?よくNCAAと書かれたTシャツを着ている人なんかは街で見かけますよね。このNCAAとはThe National College Athletic Association の略、日本で言えば各大学の『体育会』の中央機関です。


大学スポーツというと、日本では箱根駅伝、野球の早慶戦、大学ラグビーくらいしか一般の人に知られていませんが、アメリカでは競技によってはプロを上回る人気を博しています。私がオハイオで見たフットボールの試合では10万人収容のスタジアムが満員、バークレーではスタンフォードとのフットボールの試合の一週間前からスタンフォードを罵る内容が書かれたTシャツが街で売り出されます。これほど人気のある大学スポーツですから、大学内にはCollege Athletics専属の職員が多数いて、それぞれスポンサー営業、チケット営業、運営、広報など普通のスポーツチームと変わらない経営をしています。そしてその全米大学スポーツを管轄するのが『NCAA』。先日のSBJでこのNCAA生誕100周年を記念して特集が組まれていたので今回はそれを取り上げます。

米国では『エヌ・シー・ダブル・エー』と呼ばれます。


NCAAはのその存在定義を以下のように謳っています。

『われわれの目的は、権威と高等教育を維持しながら全米の大学スポーツの運営を円滑に行うための規制及び監視を行うことである』

訳があまりうまくないですね・・・その役割を簡単に言うとアマチュアリズムの徹底学校の管理責任の明確化選手の学力基準の設定金銭授受の規制と監視不正な青田買いの防止 となります。ようは、推薦で入学して勉強しない運動バカを退学させたり、一場選手(楽天)のようなやつを監視したりするのです。そのために、インディアナポリスのオフィスには現在350名の正社員がおり各学校を管理・監督し、大会の運営に従事しています。


このNCAAはいつどのようにして創立されたのでしょうか?それは1905年10月のある日の午後、場所はホワイトハウスです。時の大統領、セオドア・ルーズヴェルトが当時の米国フットボールの中心的存在だった3校、ハーバード、エール、プリンストンの代表を集めてミーティングを行いました。このミーティングの議題は、『過去15年間で330名の死者を出しているアメフトのルールを変更して安全にゲームを楽しめるようにする、そして学校側はこのルールの徹底を強化すること』でした。(ルーズヴェルトの息子は当時ハーバードの一年生でアメフト部、息子が心配だったというのもあるでしょうね)


こうして主要13のスポーツ校による最初のミーティングが1905年12月にNYで開かれ、この動きに賛同した35校により1906年Intercollegiate Athletics Association of the United Statesが設立されました。その後は1910年にNCAAと名称を変更し、現在は1162校、360,000人の生徒が加盟しています。23種目各スポーツを3つのDivisionに分け、年間88のチャンピオンシップを運営しています。その放映権、スポンサー収入はプロスポーツ同様に年々高騰し、最も人気の高い男子バスケットボールの売り上げは年間500億円でNCAAの全体収入の85%を占めています。

私が滞米中に常々考えていたことは、日本の大学スポーツを盛り上げるためには、各大学が体育会専任の職員を置くことNCAAのような中央機関を設け、放映権などを一括管理する大学の地方移転を推進するなどが必要だということです。


①は、まず選任でスポンサー・チケット営業をする人間がいないとお客なんか来るわけ無いということ。大学にスポーツで儲けるという意識が必要ですな。スポーツで儲ければ専用のスタジアム・アリーナ建設が可能となり、競技レベルの向上、ひいては卒業後生徒が進むであろうプロスポーツのレベルの向上にも繋がります。

は、中央機関を置くことによって、各スポーツの連携が図れるし、放映権を管理することにより人気のある競技とそうでない競技をパッケージで販売・放映することが可能になる。

は極論ですが、米国ではスポーツがさかんな大学が各地に点在しているので、大学のある町はその大学の試合が一大イベント、市民全員が観戦に行くのです。日本は大学が都内に集中しすぎているために、現在地域色を出すのが難しい。ホーム&アウェイの意義が薄れて地元の大学を応援するという構図が作りにくいの状況です。


とまあ勝手なことを書きましたが、日本の大学スポーツもNCAAのような盛り上がりを見せて欲しい!と願う今日この頃です。早稲田大学のワセダクラブ にとりあえずモデルケースを作ってもらい他校が追随するようになれば少しは未来が開けるかも知れませんね。

閑話休題

先日スポーツマネージメント留学や将来のスポーツビジネス界入りを目指す青年達が集まる会に出席してきました。彼らの輝く目、希望に満ち溢れた表情を見て、会社を辞めてアメリカに渡った頃の自分を思い出します。当たり前のようにスポーツ界で働いている今に感謝するとともに、夢みていたあの頃のハングリー精神やバイタリティーを失わないよう更に自分を高めていこうと固く誓いました。


『趣味と仕事を一緒にすることはよくない』とか『好きなことでメシは食えない』と言う人が時々いますが、私はそう思いません。好きなことや興味のあることを仕事とすることこそ人間にとって『一生の快事』なのではないでしょうか。


それから米国留学を目指す皆さん、『男子(女子)ひとたび郷関を出ずれば死すとも帰らず』ぐらいの気持ちで行ってください。スポーツマネージメント留学がこれだけ流行している昨今、向こうでの実務経験がないと日本のスポーツ界でも就職は簡単ではありません。そして留学先でめげた時は司馬遼太郎の『竜馬がゆく』を読むに限ります。ほとばしる程、勇気が湧いてきます。


学生の皆さん、頑張ってください!私も頑張ります。

2005米国スポーツ界10大ニュース

長いこと更新せずにスミマセンでした。年末年始と飲み歩き、ようやく落ち着いた次第です。今後は精進してアップしていきます(多分)。ということで、新年第一号はSBJの選んだ米国スポーツ界10大ニュース!


第1位 災害への対処

津波やハリケーン『カトリーナ』はスポーツ界にも暗い影を落とした。ニューオリンズのNFLやNBAチームにとっては今後フランチャイズにも影響が出てくるであろう。

人間の力をはるかに超えた自然災害の力。スポーツが復興の一助となればよいですね。


第2位 NHL再開!

NHLが310日間のロックアウト(ストライキ)を終え、2006シーズンをスタートした。選手組合がサラリーキャップ制などの見直しを求めて始まったこのロックアウトは、妥協なしに選手側が全面勝利した形だ。

日本のプロ野球は、近鉄・オリックス統合→楽天の誕生で大規模ストライキは回避されました。妥協の見出せなかったNHLの選手は国外でプレーし、アリーナは年間通じてイベント会場に、そして球団関係者の4割が解雇となったそうです。そして今は求人募集で大忙し。このどさくさに紛れて応募してみようかな。


第3位 ステロイド問題

ステロイドなどの筋肉増強剤の使用が国会で何度も議論された年であった。議会はMLBにテストとルールを更に強化するよう求め、MLBはこれに従うとのことである。

当然薬には反対だけど、みんなやってるよ、あのガタイは。規制を強化したら、今まで増強剤のおかげで達成してきた記録は今後破られないよね。それには矛盾を感じるナァ。


第4位 ニューヨーク大計画

7月のオリンピック候補地落選でジェッツ(NFL)にとってマンハッタンスタジアム計画は断念したが、その他の計画は着実と進んでいる。ネッツ(NBA)はブルックリンに、アイランダース(NHL)はロングアイランドに、ヤンキースはブロンクスに、メッツはクイーンズに、デビルス(NHL)はニューアークにそれぞれスタジアムを建設する予定(または建設中)である。ジェッツもまた、ジャイアンツと提携し、メドウランドランドに2チーム併用スタジアムを建設することとなった。

ビッグアップルのリニューアルブーム。税金が上がって市民の方々は大変そうですな。


第5位 NFLゲームプランの成功

2005年はNFLの放映権が過去最高の高値で販売された。NBCは日曜日のフットボールパッケージを6年総額690億円で購入、ESPNは月曜日のフットボールパッケージを8年総額1270億円で購入した。残すは木曜日/土曜日のパッケージとインターネット放映権のみである。

相変わらず人気のNFL。MLBは米国人にとってNational Pastime(国民的娯楽)と呼ばれていますが、私の米国滞在中感じたのはアメフトが間違いなく人気No1だということ。


第6位 アディダスがリーボックを買収!

アディダスがリーボックを4兆円での買収を発表した。リーボックと言えばNFL,NBA,NHLのアパレル契約およびMLBとシューズの契約を結んでいる企業である。今後各リーグはNIKEへの乗り換えを餌に更に金額を吊り上げることが予想される。

アディダスは昨年一月にはFIFAと8年400億円のサプライヤー契約を結んだ。今後はアメリカもドイツの会社が凌駕してしまうのか!?


第7位 ワシントンにナショナルズがやって来た!

アメリカの首都ワシントンに1971年以来のMLBチームが誕生。このフランチャイズはチケット/スポンサーシップ販売の側面からも大成功に終わったが、早速新オーナーを探さなくてはならない不運に見舞われている。

やっぱり首都にはスポーツがないとね。しかしすごい名前だね。『国民』!?


第8位 OLN(Outdoor Life Network)がスポーツ権利ビジネスに参入!

Comcastがアウトドア系のOLNをナショナルスポーツネットワークへと変貌させた。将来的にはESPNに対抗しうる番組にする予定。手始めに現在はNHLとNFLの火曜日と土曜日のパッケージの放映権を購入し放送中である。

ESPNの独占市場を脅かす存在となるかは置いといて、スポーツ番組が増えることはファンにとってはうれしいね。


第9位 NFLの労使闘争に進展なし!

現在のNFL労使協定は1994年以来4度目のもの。そしてこれは2007年に失効し新たなものが作られる予定。リーグとチーム、選手間には様々な問題が山積みのため、次の改訂時にはひと波乱ありそう。

サラリーキャップ制、利益分配制により世界で最も健全経営していると言われているNFL。確かに儲かっているチームや有能な選手はもっとお金が欲しいだろうけど、ロックアウトだけは避けて欲しいね。


第10位 NBAがイメチェンに必死!

NBAは新しい労使協定で選手の保障を謳う様々な改革を行ったが、最もレポートされたのはドレスコードである。リーグは長すぎるショーツの選手に対して罰金を課し始め、選手組合からは『やりすぎだろ~』との声が上がっている。

年間通じてもっと重要なニュースは無いのか!?さすがは個性を重んじる国、亜米利加。何だか中学校のときスカートの丈を先生に測られてジャージに着替えさせられていたエミちゃんを思い出した。