ワールドカップ情報
2006 FIFA World Cupのアメリカでの放映権を持っているSoccer United Marketing(SUM)は、テレビ広告の60%は既に販売済みと発表した。
SUMは2002年と2006年の放映権をFIFAから42億円で購入し、メディアパッケージをバドワイザー、ヒュンダイ、Tモバイル、アディダスを含む7社に既に販売しており、更に3社が交渉中であるとしている。金額は数億~数10億円と言われている。SUMは残り6ヶ月で更に6社を最終的に加えたいと考えているとコメントしている。
前回のワールドカップで米国代表が準々決勝に進んだことや1999年に女子代表が優勝したことで、アメリカでのサッカー人気は高まっており、ABC/ESPNとUnivisionは2007年から2014年までの放映権を447億円という史上最高額で落札した。
ワールドカップ関連の話題をもうひとつ。コカ・コーラが先月、FIFAと16年(2007年~2022年)で525億円の契約を結んだ。通常FIFAのスポンサー契約は8年間となっているが、FIFAのブラッター会長とコークのイスデール社長の友好関係からこのメガディールが生まれた。
2007年から2014年のスポンサーとして現在決まっているのは、アディダス、ヒュンダイそしてソニーで、パッケージの最低金額は年間約40億円。更に航空会社と金融会社の2社が追加されると予想されている。
業界筋によると、航空カテゴリーは現在ドイツワールドカップとワールドカップのオフィシャルホームページのスポンサーであるドバイベースのエミレイツ航空が最有力視されており、金融に関しては世界的なクレジットカード会社(VISA/Master/AMEX?)か中国との関係が深い金融会社になるであろうとのこと。
2007年を前に、コカ・コーラは来年1月より世界30都市を回るワールドカップトロフィーツアーをガーナから始める予定。また、FIFAは2010年の開催国に南アフリカが決定していることもあり、コカ・コーラ社を中心に『ワールドカップチケット基金』のスポンサーになることを呼びかけている。この基金はアフリカ諸国の貧しい人たちが試合を低価格のチケットで見れるように差額分となるお金をプールするというもの。
ということで、想像もつかない額がワールドカップでは動いていますね。アメリカではオリンピックの価値の方が高いけどね。年々高騰するスポンサー料と放映権料は、果たして落ち着く時期が来るのでしょうか?まぁ世界恐慌にでもならない限り、ありえませんな。
スポーツマーケティング会社のお話
オリンピック、スーパーボウルそしてケンタッキーダービーなどを手がけるスポーツマーケティング会社、SportsMark Management Group Ltd.が南西部のハブとしてアトランタオフィスを開設した。アトランタと言えば日本ではジョージア=田舎というイメージだが、スポーツのメッカでもある。SportsMarkは今後ジョージア工科大学などの大学スポーツのマネージメントやアトランタから4時間の距離に位置するNASCARの運営に携わる予定。同社は現在カリフォルニア、コロラド、NY、イタリア、ドイツにオフィスを構えている。
スポーツマーケティング会社の話題をもうひとつ。スポーツマネージメントの老舗、OctagonがNYのブロードバンド・メディア界で代理業を営むHeadline Media Managementと戦略的パートナーシップの締結を発表した。内容の詳細は明らかになっていないが、ようはHeadline Mediaの抱えるアナウンサー・キャスター・コメンテーターをスポーツ番組やスポーツイベントに参加させ、逆にOctagonの抱えるクライアント(マイケル・フェルペス、ジョン・エルウェイ、ミア・ハムなど)を解説者などやリポーターに起用しやすくする相互協力が目的と考えられる。
こういったスポマ関連の事業拡大・提携は米国では日常茶飯事。スポーツマーケティング会社自体が少ない日本ではあまりピンときませんね。日本でのスポーツイベントやそのメディア、スポンサー回りなどは、そのほとんどが世界に誇る『電通』によって仕切られており、他のスポマ会社が入り込む隙を与えていない。
そんな中、先月日本のスポーツマーケティングの老舗『ジャック・坂崎マーケティング』が清原選手を抱える『プロフェッショナル・マネージメント』とケビン山崎氏の『トータルワークアウト』を吸収合併して『ジャパン・スポーツ・マーケティング 』を立ち上げた。そのお披露目会に招かれ出席してきたが、会の盛り上がりに今後の日本スポマ会の未来をみた。
(壇上で挨拶しているのは清原選手)
ジャック坂崎氏といえば『フェアプレイ』の著者として知られているが、もともと米国に日系3世として生まれ、IMG、テレプランニング、ウエストナリージャパンを経て現在に至っている。今年AFCのマーケティングの権利も得て順風満帆である。私もアメリカに渡る前彼の著作を読み、影響を受けた一人である。
今後日本のスポーツ界にもJSMのようなスポマ会社が新規で立ち上がり発展的提携や統合を重ね、ソフト面の充実をはかりたいものである。
iPodはスポーツビデオ端末となりうるか?
前号のSBJからVideo iPod の話題を一つ。
アップル・コンピューターは今後Video iPodのコンテンツとしてスポーツを提供していく方針であると発表した。現在iTuneでは音楽ビデオやABCTV、ディズニーチャンネルの番組を販売しているが、アップル社はメジャー各リーグとビデオクリップの販売の打診を始めている。
NFLは昨冬よりNFCとAFCのチャンピオンシップゲームやスーパーボールのプレイオーディオをiTuneで販売しており、NASCARも公式モーターミュージックをiTuneで扱っている。
ビデオ市場で言えば、MLBは既に2002年からmlb.comでビデオクリップの販売を行っている。また、今月初旬NFLはリーグスポンサーのSprintの携帯電話でストリーミングライブビデオを提供すると発表した。さらにNBAは同様の契約を昨年NOKIAと結んでいる。
iPodは携帯事業者と違いストリーミングライブビデオを配信することは出来ないが、その機能なしでもコンパクトさと大容量、画質の良さやダウンロードの便利さなどで十分携帯電話に太刀打ちできると考えられているようだ。iPodは現在MP3プレーヤーの72%シェアを誇っており、ビデオiPodも同じようにモバイルビデオマーケットを独占するのではないかと関係筋はみている。
確かにジョーダンの6連覇の瞬間や、野茂のノーヒットノーランを達成した瞬間などはポケットに忍ばせておいてくじけそうになった時モチベーションビデオとして見られると便利かもしれないですね。ただ、スポーツが全ての人にとってまだ生活の一部となっていない日本ではあまり必要とされないかも。何もモバイル端末で見なくても、家に帰ってパソコンで見られればよいような気がするし。まぁアメリカでどうなるかしばし様子をみてみましょ。
ESPNが携帯史上最高額のスポンサー契約を樹立
ESPNモバイルが1社400万円で計6社という携帯史上最高額のスポンサー契約を樹立した。このESPNモバイルは$399で米国内6箇所のBEST BUY(家電の量販店)で販売されており、今後クリスマスシーズンに向けてネット販売される。2月5日のスーパーボール(NFLのファイナル)の行われる日曜日には全国のBEST BUYで販売予定。
サービスは一ヶ月$64.99~$224.99で通常の電話機能のほかに、ESPNのリアルタイム試合データや速報が流れる。加えてMLBのビデオハイライトや(8年間で2億4千万円の契約)、NHLのハイライト映像,
マンデーナイトフットボール(NFL)のビデオクリップが視聴できるようになる予定。
ESPNは来年末までに少なくとも20万~30万人の契約者を見込んでおり、各スポンサーは自社ロゴをビデオクリップの前または後ろにローテーションで挿入できる。
携帯電話の機能自体は日本のほうがアメリカより120%進んでいるのに、そのスポーツコンテンツの視聴に関して言えば相当遅れてるよね。アメリカは権利ビジネスが確立されているけ れども、日本はそこがまだ未熟ゆえ中々前に進みませんナァ。まずはESPNのように24時間スポーツを垂れ流している番組が日本にも必要だな。これはテレビを接続したときに、オプション契約ではなくテレビの標準機能としてスポーツ番組が自然と見れるようになること重要。携帯での展開はその次です!
サングラスも商売道具!?
テニスのアンディ・ロディックがラコステ・サングラスと4年75万ドル~100万ドル(8000万円~1億1000万円)の契約を結ぶこととなった。ラコステはロディックとリーボックの契約が切れた後、5年28億円のアパレル契約を結んだばかり。ロディックがラコステのライバル会社とサングラスの商談をしていると聞きつけるや否や、自社でも製造しているサングラスの契約をすぐに結んだと言うわけ。
国際的な広告塔であるロディックは、ラコステのほかに、フランスのバボラのラケットとスニーカー、更にレクサスとアメリカンエキスプレスともエンドースメント契約をしている。
コート外では大人気のロディックだが、彼のエージェントであるSFXスポーツのケン・メイヤーソンは、ロディックのコート上のパ フォーマンスについては背筋痛などによりここ最近満足なシーズンが遅れていないことを認める。
テキサス出身の彼はプレー中にサングラスをしないが、イベントだけのためにしては1億円は高すぎるような気もするが・・・
NBAの魅力が落ちてる?
昨日bjリーグが開幕しましたね。これを記念して今日届いたSBJからホットな話題をひとつ。
広告主にとってNBAの広告価値が落ちているという声があがっています。今季のNBAは新しいスポンサーが少なく、トータルテレビ広告費が前年度比が毎年10%増していくNFLやNASCARに比べて5%増にとどまっているというのです。Carat USAのMike Law氏はこれはひとえに昨年度のLAレイカースの不振が理由に挙げられると言っています。
ちなみに現在NBAはABC Sports/ESPNとTNTが放送しているのですが、放送局はこの広告価値の低迷を否定しています。今季よりT-MobileがVerizonにかわってNBAのオフィシャル携帯プロバイダーとなりTNT放送のハーフタイムショーのタイトルスポンサーとなりました。また、同じくTOYOTAがTNTの広告スポンサーとなり、その他Nokia(試合前), Hyundai("Inside NBA"), Southwest Airlines(Game Break中), Sony PlayStation("Premire Week")が前年同様スポンサーとして残っています。
まぁ広告価値が落ちているとはいえ、毎試合30秒枠を200万円で売っていますから・・・。
続いて、スペイン語放送が終了したお話。NBAはTelemundoというスペイン語放送局が全米にゲームを配信していたのですが、3年契約の最終年だった昨シーズン末、契約を更新しませんでした。NBCの子会社であるこのTelemundoは全米ヒスパニック系の92%の視聴者をカバーしているのですが、NBAの視聴率はわずか1.1%だったそうです。これはNBAの試合がサッカーの試合と重なっていることが原因のひとつと言われています。
大リーグは各チームがヒスパニック系のファンを開拓しようとチーム内に専門の部署をおいています。特にヒスパニック系住民の多いLA、NY、CHICAGOなどのチームは全試合をローカル局でスペイン語で放送する熱の入れよう。まぁ、全選手の1/3がヒスパニック系の大リーグに比べて、NBAには少ないからしょうがないですかね。
さて、bjリーグの感想を最後に。東京アパッチvs新潟アルビレックスを観てきたのですが、開幕戦にしては演出がショボかったという印象があります。有明の入場ゲート付近も派手なイベントなどは皆無でした。それから試合中にDJが叫び続けているのはどうかと思います。プレーが切れたときに音楽を流すのがアメリカでは常識ですが、ホームチームが攻めているときに音楽がガンガン流れ、DJが『GO アパッチ! GO!』と連呼していました。あれはNGです。
試合内容は最高によかったですよ。選手の皆様、楽しませていただきました!
まずはラクロスの話題から
アメリカには屋内でやるナショナル・ラクロス・リーグ(NLL)と屋外のメジャーリーグ・ラクロス(MLL)があるんですが、そのNLLがリーボックと5年契約を結びました。契約内容は全チームのユニフォーム、ヘルメット、グローブで来年からはレプリカなどの小売をお店で始める(現在NLLグッズはアリーナのみで販売)。気になる契約金は10億単位と推測されています。
現在NLLはオールスターとチャンピオンシップをのぞいてテレビ放映はありませんが、来シーズンどこかの局と契約が締結されれば、リーボックはコマーシャルも出す模様。というよりテレビ露出がないのによく契約しましたねぇ。ちなみにこの契約を締結させたのはNYのLeverage Sports Agencyという会社です。
これでリーボックはNBA(バスケ)、NFL(アメフト)、NHL(アイスホッケー)に続き4つ目のリーグ契約となります。NIKEもアディダスも抑えてアメリカのチームスポーツに関して言えばリーボックの独占ですね。
このアリーナラクロス、私も一度テレビで見たことがあるんですが、あたりが半端ないです。ある意味アイス ホッケーやアメフト並みの迫力があります。(乱闘するところもね。)
日本でもはやってきているラクロス。私が大学生の頃はサークルの学校が多かったですが、今ではれっきとした体育会の部になってますね。アメリカに行く機会のある方は是非ラクロスも見てみてください!
