今年のロスの初花は、‘World Cup’בRaptor’と‘Val’בMont Millais’が各3株、私のオリジナル交配の‘Frigatebird’×’Love Rii’が1株の合計7株でした。‘World Cup’בRaptor’と‘Val’בMont Millais’については昨年と同じような花が多く、私の目からすると、特に注目すべき個体はありませんでした(作上がりして2回目に素晴らしい花になるものがあるかもしれませんが・・・)。‘Frigatebird’×’Love Rii’は、天然物の濃色個体同士のシブリングで今回初めて咲きました。現在出回っているロスのシブリングは、‘Mont Millais’、‘Val’、‘Rex’の血が入っているものが殆どですが、このシブリングはこれらの血が全く入っておらず、別系統になるので貴重であると思います。今回咲いた個体はドーサル幅が狭いですが、ドーサルのラインが太くて濃いという両親の特徴が良く出ていました。来年はもっと多くの兄弟株が咲いてくると思うので比較をしてみたいと思っています。
‘World Cup’בRaptor’ Ｎｏ.13 (NSW255mm DW53mm PW15mm)
‘World Cup’בRaptor’ Ｎｏ.14 (NSW250mm DW52mm PW15mm)
‘World Cup’בRaptor’ Ｎｏ.15 (NSW220mm DW48mm PW14mm)
‘Val’בMont Millais’ No.4(NSW230mm DW51mm PW14mm)
‘Val’בMont Millais’ No.5(NSW235mm DW51mm PW14mm)
‘Val’בMont Millais’ No.6(NSW225mm DW50mm PW14mm)
‘Frigatebird’×’Love Rii’ No.1(NSW220mm DW45mm PW13mm)
