最後のジェダイ | ささやかだけれど、役に立つこと

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読書、映画、時事ニュース等に関して感じたことをメモしています。忘れっぽいので、1年後にはきっと驚きをもって自分のブログを読めるはず。

 

最後のジェダイをやっと観に行ってきた。

アダム・ドライバー(カイロ・レン=ベン・ソロ)の演技が良かっただけに、スノーク亡き後もカイロ・レンがダークサイドに留まり続ける動機などが明確に描かれていないのが気になってしまった。

 

ベン・ソロがダークサイドに堕ちたのも含めて全てスノークが悪かったんです、ということであるなら、次回作へと物語を導く力が弱いような気がしなくもない。

 

そう考えると、アナキンの物語では彼の妻や子供への愛情をダース・シディアスに利用されたということになっており、話の筋としてはスッキリしていたなあと思う。

 

カイロ・レンの場合はスノークにつけ込まれる可能性のある心理的な弱みは特段描かれていなかったように思われるけれど、その辺はどうなっているのだろう。家庭環境も悪くないし、叔父は伝説のジェダイで両親はレジスタンスの英雄、ある意味銀河規模で超名門一族の御曹司、しかもフォースの才能にも恵まれている。恵まれ過ぎてちょっと精神的におかしくなってしまったということだろうか。

 

今シリーズ三作目では、ベン・ソロがカイロ・レンとして存在し続ける背景にもう少し説得力を持たせてから大円団に向けて話を展開させてくれると嬉しいなと思う。