和へ612 お祈りは人を動かす。 | 宮崎光子のブログ

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和へ612 お祈りは人を動かす。

カトリックの青い冊子

「福岡教区判事ブック2013

C

年間テーマ:救いの秘儀を知り、追体験し、生き、伝える!

カトリック福岡司教本部


の本に使徒信条があります。

http://www.seigakuin-univ.ac.jp/conts/ryokusei/shito_shinjo.html


イエスさま()は亡くなられて全能の父である神の右の座に着き、生者と死者を裁くために来られるそうです。


http://shop-pauline.jp/?pid=57859256

「ゆるしへの道」より


レオとその家族の奇跡物語

レオはツチの農夫で忠実な妻と八人の子どもがいました。

虐殺二か月前、畑でさつまいもを収穫しているとき、レオは神からメッセージを受け取る。

目の前にまばゆい光があらわれ、声が聞こえました。

働くのをやめて畑から引き上げ、二か月のあいだ家族とともに祈り、断食しながら過ごしなさい。

「この地にもうじき吹き荒れる邪悪な風がとどまらないように祈りなさい」

レオの家族は全員同じようなメッセージを受け取っていました。

二か月のあいだ、レオの家族は水と、夕食に一握りのキャッサバだけで過ごし、後は祈っていました。

彼らは村の笑いものでした。

・・・

近所のツチが逃げていく中レオとその家族は家のなかから出てきて、顔に笑みを浮かべて静かに殺人者たちにあいさつしました。

「人の心が悪魔に打ち勝つよう祈りなさい、と神はわたしたちに命じられた。

わたしたちは神に従ったので、今日天国に行く。

わたしたちの肉体はあなたたちの手に落ちても、心までは奪えない。

心に悪魔を住まわせているあなたたちを哀れに思う。心が闇で覆われ、あなたたちに神が見えない」

言い終えたかと思うと家族全員が殺人者の手にかかるまえにばったり倒れ、死にました。

殺人者は奇跡を目撃したと信じて大鉈を手から滑り落とし、主にゆるしを求め、人の命を奪うことはもうありませんでした。

でも、この家族が餓死しただけだと言い放った人たちは、殺す人がいなくなるまで続けました。



少しのんきな奇跡話。

祈りの力について知ってほしい時にする話。

チナザと夫のケレチは、プロテスタントの宣教師でアフリカの貧しい教会と協力して活動していました。

この若いナイジェリアの夫婦は国連で多くのボランティア活動もしていて、著者と親しくなった。

そして祈りの力をとおせば、いかに神がさまざまに介入してくださるかについてしばしば長時間語らった。

この夫婦は赤ちゃんを身ごもるとナイジェリアに帰りました。

そして赤ちゃんの洗礼式に呼ばれはまた。

赤ちゃんの写真と飛行機のチケットの手紙が届きました。

しかし、ナイロビの大使館でパスポートにビザのスタンプがもらえない状況になりました。

「申し訳ないけど、ビザの担当者が所用ででかけているの。来週またきてください」

「明日出発なのに飛行機のチケットが無効になってしまう」

著者は待合室のベンチに座り、父のロザリオを手にして神にお任せすることにしました。

心のなかで神に語りかけました。

神とさま、奇跡を起こしてください。聖書で信じる者の願いはすべてかなえられる、とおっしゃっています。

だからお任せします。

心から信頼していますし、ビザのスタンプが押されることを確信しています。どうぞよろしくお願いします。

二、三時間祈った後、期待しながらパスボードを開くとスタンプは押されていない。でもまもなく押されると信じて、そのあいだ、よいと思われることはすべてしました。

まず心をゆるしの気持ちでいっぱいにしました。

ロザリオを手にかけて、わたしを傷つけた人々全員のために祈り、それからひとりずつ名前を挙げながらゆるしていきました。

それからわたしが傷つけてきた人たちに、ひとりづつ名前を挙げながら、ゆるしを求めました。

そのころには正午になっていましたがビザのスタンプはまだ押されていません。

そしてふたたび同じように祈りをささげ

この二年間神からいただいたお恵みをひとつづつ感謝しました。

・・・

ビザの受付の女性は

「申し訳ないけど、終末は事務所を閉めるからもう帰ってちょうだい。また来週来なさい」

とだいぶ和らいだ調子で言ってくれました。

著者は、わずかな信仰心でも山を動かせると信じていて、待ち続けました。信じていればかなえてくださる。信じるかあきらめるかは、自分で決めることで、信じ続けました。大使館の前のベンチで空を飛ぶ鳥や木々、太陽、花など、神がたくさんの美しいものを創っていらして、待つ間、感謝できるものがあることに気づきました。

暗くなり始めてもまだパスポートにスタンプはありませんでした。

神さま、心配していませんが、少し急いでいただけませんか。

七時までにスタンプを押していただきたいのです。

六時四十五分に大使館の窓が開いて、受付の女性が顔を突出し、著者に合図。

「外から見たら、まだあなたがそこに座っていたのでびっくりしたわ、・・・」と愛想よく言いました。

二十分後大使館の前に車が止まり

「ビザの発給を待っていたのは君か」

「ぼくの部下は人を特別扱いしたことがないんだ。だらかどんな魔法を使って彼女を動かしたのか知らんが、ぼくが君に会うために乗りつけるまで、電話を何度もかけてきた」

「なぜ一日中待っていたんだ。窓口が閉まっているのに、どうして絶対にビザがもらえると確信していたんだ」

神さまのおかげです。神さまが奇跡を起こしてくださる、と信じていました。そうしたら起きました。わたしはただ信じて、根気よく待っていただけです」