しかし、カインは怒りを抑えることができず、アベルを殺します。
有島武郎は「カインの末裔」という短編小説で無知で野性的な神に追われた永遠の放浪者としての主人公を通じて作者自らの生への執着と農業問題や自然との闘いを描いているそうです。
この後、カインは地上をさまよう放浪者となるが、
神は
「カインを殺すものがあれば、誰でも七倍の復讐を受けるだろう」
と言われカインが誰からも殺されないように、顔にしるしをつけられました。
こうしてカインは神の前から去り、エデンの東、ノド(さすらい)の地に住みました。
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