お待たせしました
faの音程が全てのダイナミックで同じ音程で吹けましたか?
まずはこれが出来ないと先に進めませんので、試行錯誤を繰り返して、なんとしてでもこの課題をクリアして下さい
そして、ここからがフルートの全音程を統一する練習です
メトロノームは108の速度
108を8分音符として、pianoで中音のfaの音を三拍(メトロノームが3回刻むという意味)伸ばし、オクターブ下にレガートで下ります
オクターブ下で三拍、また中音に戻って三拍、そしてオクターブ上げて高音のfaで三拍、また中音に戻って六拍で終止です
タンギングもブレスも一切しないで、あくまでもレガートでこの動きを繰り返します
チューナーを目の前において、この三オクターブの動きの中で針が、もしくはメモリが動かないようにすることが重要です
もし3つのオクターブで音程が変化してしまっているなら、高音が上がる人は抜く、また頭部管を外側に回す
逆に高音が下がる人は頭部管を入れてみる、もしくは内側に回してみる
そうやって、出来るだけ低音と高音の音程の差がないように調性します
ピアノでこれがある程度出来たら、今度はメゾピアノ、メゾフォルテ、フォルテとダイナミックを変えて、3つのオクターブの音程の差がもっとも少ない最大公約数を求めるのです
フルートは前にも書きましたが、まだまだ欠陥だらけの楽器です
音程的にこの3つのオクターブを一切の体の修正なくして正しく吹くことは難しいのです
耳の確かな人はこれを修正しながら、なんとか捩じ伏せているわけで、そんな人でも最適ポジションにセッティング出来ているとは限りません
結局、ある程度の妥協と、最も楽に安定した音程を導き出そうとすることです
そのためには、ベストなセッティングに近づかなくてはなりません
とりあえず、fa の音で始めたのは、モイーズが書いたソノリテのレガートの練習が、このfa から始まっているからです
そして、このfa の音程練習の後は、fisから始める3オクターブ
その後はG→Gis→Aあたりまでなんとか辿り着きたいです
高音のG とGisはやたらと高いので、替え指で対処します
ただし、Gの高音は対処方法なしなので、フォルテで吹くことを諦めて下さい
なぜB ♭はやらないかと言えば、最高音のB♭が低すぎるからです
またHは高すぎるのです
これを修正するには替え指を使うしかありません
練習法にもどります
Fa を中心に今度はDoまで下ります
すると、高音のEとDisは高く、D は低いのです
これらの音は、その音に特化した替え指を駆使するしかありません
また高音のD も替え指はないので、体の方でなんとかするしかありません
出来る人にはすぐ出来ますが、出来ない人はとにかく試行錯誤するしかありません
以下、示します
↑高い
↓低い
↑↑かなり高い
↓↓かなり低い
高音部のDは↓
顎や楽器の角度で対処
Dis↑↑右手5※でEsキィとCis キィを同時に押さえる
E↑右手小指を放すか、Aの倍音を使う
F↑↑右手Dキイを押さえる(フォルテの時は右手4を押さえるかB♭の倍音を使う)
G ↑対処なし(Cの倍音で吹くことも出来るが、音色に難があるので合奏の フォルテでしか使えない)
Gis ↑↑右手中指と薬指を押さえる、それでも足りなければ右手小指を放す
Cisの倍音でも可能(音色に難あり)
B♭ ↓↓カルメンのB ♭と言われる指使いを使う
(左手 1B♭キィ、2、4)(右手2トリルキイ、4)※
※親指を1として表す、ちなみに人差し指は2、小指は5
高音のD 以外の狂ったような高さは軒並みフォルテで発生するため、その都度替え指で対処するしかありません
そして、音程の基本は中音にあるので、オクターブの音程は中音を基本とし、低音も出来るだけ良く響く角度と、抜き方を自分で見つけてください
楽器の角度や抜き加減を弄ったりすることを嫌がる人もいますが、それでは前に進みません
そういう人に限って「音色が…」と言います
いくら音色が良くても音程が悪ければ、ジャイアンと大差ないということです
声が良くても音痴の歌は聴きたくないですよね
柔軟性を心と奏法に身につけることから始めようではありませんか!
あなたの進歩を心から願っています
オクターブの練習を始めましょう!