北海道、東京、名古屋、大阪、九州の予選と本選を通過した中学生10名と高校生14名。
日本全土の選りすぐりの演奏家の玉子たち。
全国大会の審査は久々だったのですが、いやいや、恐れ入りました。
めちゃくちゃレベル高い❕
もう、ちゃんと吹けて上手ぐらいじゃ普通。
美しい音でガンガン主張して歌いまくって、それもミス無く、お客さんを感動させて、それでやっと上位に入れる感じ。
少なくとも高校生部門はそんな感じでした。
中学生部門はそれでも、曲の難易度がガッツリ上がっていて、中学生がバリバリと難曲をこなす様子は圧巻でした。
グローバリズムで、世界のフルート界も国籍不明の無個性な演奏家が溢れる中、日本の無個性さは一層その度合いを強めるのかなと思って悲観していたのですが、次世代の演奏家達の演奏を聞いて、ちょっと顔がほころびました

ミスを気にすることもなくガンガンと攻め、歌い込む僕好みの演奏にも出会え、こら!リサイタルじゃないんだぞ!とちょっと笑ってしまいました。
いや、いいんです。
ステージで音楽を楽しむ!それをお客さんと分かち合うことこそ、本当の目的なのですから。
コンクールに臆することなくステージで楽しんでいる!そんな高校生!!!
なんか嬉しくなってしまいました。
あっ、もちろん、ミスは減点されますが、そういう演奏が増えればミスしない無難な演奏も減り、審査の観点も変わってくるでしょう。
こんなに楽しいコンクールの審査って初めてでした。
帰りのエレベーター入り口で見送って下さった、毎日新聞のスタッフの方々に、お疲れでしょう?って声をかけて頂いたのに、「楽しかったですー!」て。お互いを笑顔で締めくくることが出来ました。
これも学生諸君の演奏が素晴らしかったからです。
今日は元気をたくさんもらいました。
これからの彼らの飛躍に大きく期待したいです!