お正月ということで、
ひさしぶりに親兄弟、子どもや孫と過ごしている、
あるいは過ごした
という方々も多いのではないでしょうか。
楽しく過ごせる場合もあるし、
些細なことで衝突したり、
気疲れする場合もあるかもしれません。
数時間、あるいは数日だから我慢する
という選択もありますが、
せっかくの機会なので、
嫌だなとかイライラすると感じたとき、
ちょっと頑張って意識して、
上から相手と自分を眺めるような、
もっと大きな視点から観てみる
という選択もあります。
そのときは感情的になってしまって無理でも、
あとで落ち着いてからやってみてもいいのです。
何でそんなこと言うんだろう？
何でそんなことするんだろう？
それは、
自分の考え方や価値観とは
まったく違うかもしれませんが、
家族のためによかれと思って
言ったりやったりしている
ということに気づいたりします。
本来の自分、
内なる自分としっかりつながって、
他者の言動や態度にかまわず
リラックスして
全体を観る意識になると、
ムッとくるのも事実ではあるけれど、
そのときには見落としていたもの、
気づかなかったものも見えてきます。
ピラミッドは、
自分の立ち位置によって
三角形にも見えるし、
四角形にも見えるし、
四角錐にも見えます。
愛の見える立ち位置に立って、
どっちが正しいのかという争いから離れ、
それぞれがそのとき最善だと思ったことを
しているだけなのだと理解し、
楽になるという選択もできるのです。
（ここで書くと長くなるので省略しますが、
もっと言うと、
とくに両親の愛を受け入れるということは、
生まれてこれた力、
自分が選んで引き継ごうとしてきたDNAの情報、
解除しようとしている祖先からのプログラムに気づき、
すべての力を取り戻すことにつながります。
なので、ぜひ、その第一歩の、
どっちが正しいかというところを緩めて
全体を観るということをお勧めします。）
わたしも、ひさしぶりに父と妹に会って、
亡くなった母のことも思い出し、
いままでずいぶんいろいろなことがあって
いろいろなことを思ったし、
パッと反応してしまうこともあるけれど、
見落としていたことが実にたくさんあって
（人間の脳は、一度にひとつしかとらえられないので、
たとえばすごく嫌だったことがあると、
嫌だった！のインパクトがすごすぎて、
それ以外の事実がとらえられなくなるので）、
全体的に観ると、
自分が選んできた家族の愛のなかにいるんだな
と思いました。
父のところから帰る地下鉄のなかで、妹に、
「お父さんもあなたもいい人でよかったわ」と言ったら、
妹は「なんで？」と驚き、
一呼吸おいて、
「いい人かどうかわからないよ～」と
ニヤッとしてみせました（笑）。