雨上がりに二重の虹が架かったとき、
おお、すごい！と
部屋のなかから見惚れていたのですが、
ふと、
見えるところに居合わせていたとしても、
すべての人々が虹に気づくわけではなくて、
見る人と見ない人がいるのだと思い、
そして、
もし見たとしても、
感動する人もいれば、
あっさり通り過ぎる人もいるだろうと思いました。
現実として同じ事象が起きていても、
めぐりあわせ、意識の置き方で、
「今日は二重の虹が出ていて綺麗だった」
「今日は大雨にあって大変だったよ」
「虹？そういえば出てたかなあ」等々、
全然違う体験になるでしょう。
もしあなたが、
「素敵！」「羨ましい！」「素晴らしい！」と
感じるものや人に出会ったら、
それは、たまたま出会って
ただそれだけのことだというのではありません。
意識のなかに入ってきたということ、
心が動いたということそのものが、
自分のなかにも同じ要素がある、
自分もそのようになれるということを示しているのです。
チャンスにするか、
ただそれだけのことにするかは、
あなた次第なのです。
遠方の開催地まで
セミナーを受けに行っている友人が、
居合わせた男性に、
「あなたに出会ったということは、
僕も旅に出てセミナーを受けられるようになる
ということですね」と言われたそうです。
翌年、その方はめでたく昇給し、
ご自分のおっしゃったとおり、
遠方のセミナーに参加されているとのこと。
この話を聞いたとき、
エネルギー的に願いとの隔たりをなくすという
新しい習慣を身につけることが大切だなと思いました。
「願いが叶う」というのは、
望ましい状況と現状とが一致すること、
こうありたい自分といまの自分とが一致すること、
願いと自分との隔たりがなく、
一体化しているということではないでしょうか。
「あの人は自由に旅に出てセミナーに参加して、
お金と時間の余裕があって羨ましい」
この感じ、
相手と自分との間にがっちり線引きをして、
あなたとわたしは所詮別物というような、
大きな隔たりが立ちはだかって、
いまいるところから動けない感じがしませんか。
一方、
「こういう人に会って、いいなあと思ったということは、
わたしのなかにその可能性がある、
現実化してもらいたくてうずうずしている
エネルギーがあるから、
出会って、心が動いているんだ」
この感じは、
相手と自分の間に線引きがなく、
もっと混ざり合っている、
エネルギーが自由に行き交っている感じがしませんか。
さきほど、
「新しい習慣を身につける」という言い方をしたのは、
ドラマチックな出会いではなくても、
実際に会ったのではなくて
テレビやネットや本を通じて知った人でも何でも、
同じチャンスをもたらしてくれるのに、
ああ、素敵だけどあの人とわたしは違うからねと、
無意識に反応してちょっと嫌な気持ちになって
流して終わりがちだからです。
テレビをつけてたまたま出てきた女優さんでも何でも、
心の反応を見てみてください。
友人のお仲間は、
自分もそうありたいという人や状況に出会ったとき、
「それ、も～らいー！」と言うのだそうです。
憧れや願いと、
軽やかにエネルギーを混ぜ合わせていく。
軽い感じがいいですね。
余談ですが、
最近、内側のエネルギーに気づかせてくれた
ものすごく意外だった人物は、
「The ロックスター、YAZAWA」です（笑）。
それ、も～らいー！Yeah！
そこんとこ、ヨロシク！