「素晴らしい!」と感じるものを | *masae(光と絆の祝福メッセージアート)のブログ Art with blessing of light and love

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世界でただ一枚、
本来の偉大なあなたの波動を引き出す
光次元からのメッセージアート


セッションでは、本来のあなた、真の望みを明らかにし、
お悩みの解決や願いの実現化を促す情報やメッセージを
美しい絵に描きわかりやすい言葉でお伝えしています。

 

 

桜をはじめ、モクレンもキレンギョウも、

花という花が咲きだした札幌です。

 

先日、北海道立近代美術館で開催中の

大原美術館展Ⅱを観覧してきました。

印象派は中学生の頃から好きだったのに、

なぜかこのたびはじめて存在を認識した

アンリ・ル・シダネルの作品

(今回展示されている「夕暮の小卓」をはじめ、

その作品の数々には、

子どもの頃から心ひかれてきたもの、

夕暮れの光、窓のあかり、

夜の庭の薔薇の白さや香り、

人が描かれていない風景画でも、静物画でも、

いままでそこにいた、

あるいはこれから訪れる人物の気配などが、

観る人を包みこむように表現されているので、

ひさしぶりに大衝撃を受けました。

ネットでしか見ていませんが、

薔薇の庭の窓に灯りのともる「離れ屋」など、

ずっと絵画的だと感じ光景が浮かんでいた

大貫妙子「夏色の服」の

2番の歌詞の世界が重なります。

こんなに同じものを美しいととらえる人の存在を

なんでいままで知らなかったんだろう、

という感じです)が目当てだったのですが、

作家それぞれの表現に触れて、

人はみな自分のものの観方や

表現で生きているけれど、

そのユニークさを磨き上げて、

多彩な美を世界に贈るのが芸術なのだなと

あらためて感じました。

 

ロビーで上映されていた井上涼さんのアニメ

「とらとらまごまご」(大原美術館を創った

児島虎次郎と大原孫三郎の物語)を観て、

あやうく号泣しそうになったのですが

(心のなかの待ち合わせ場所を

美しい中庭にたとえて表現した

井上さんのセンス、さすがです)、

情熱と情熱、個性と個性とが信頼関係で結ばれて、

いままでにない新しいものが生まれるというのは、

なんてなんて素晴らしいんだろうと感じました。

 

帰ろうとしたら、出入口近くの一角で、

フジタの作品が販売されていて、

たいへんにくつろいだ猫と、

超和風でユーモラスなキリスト生誕、

東方三博士の礼拝の版画が展示されていました。

スタッフの方から、

個人的な贈り物として保管されていたという

原版にまつわる話、

扱うことになったいきさつなど伺ったのですが、

藤田嗣治とフランク・シャーマン、

フランク・シャーマンの息子さんと会社の代表の方、

ここにも、情熱と情熱との信頼関係がありました。

 

きっと、どのふたりも、

それぞれ違った個性で人生なんだけれども、

突き詰めていくと、

同じものを「ああ、素晴らしい!」と感じ、

同じものに導かれていたのではないかと

わたしには思われるのです。

 

「ああ、素晴らしい!」と感じることには、

人の縁や、チャンス、資金など、

宇宙のはからいも働くのではないでしょうか。

これが嫌だからこっちにしようではなくて、

スパッと、迷いなく手にする感じ。

 

クライアントさんのお友達で、

苺が本当に好きという方がいらっしゃるのですが、

あるとき、

「苺がたくさんあるって、なんて素敵なんだろう!」と、

ただ想像して楽しんでいたところ、

そのあと訪ねていったお姉さんのお宅で、

姪御さんのボーイフレンドのご実家が

じつは農家だから、苺を送ってあげる

という運びになったのだそうです。

「ただ、苺だらけだったらうれしいと

思っていただけなんです」と

おっしゃっていましたが、

苺をたくさん楽しむのも、

日本で初めての美術館を創るのも、

作家の故国の人々に作品を手にしてほしいと

版画を販売するのも、

最初の最初は、ただ「素晴らしい!」に

支えられているのではないかと思うのです。

 

ブログトップに

5・6月のメッセージアートを掲載しました。

あなたが「本当に歌いたかった歌」、

あなたが迷いなく「素晴らしい!」と感じるものは

いったい何だったでしょうか。

外側の価値観ではなくて、

内なる価値観、

他の人がどう評価しようと、

自分の心が躍るもの、

それこそが、道を開いてくれます。

 

百花繚乱の季節、

いろいろな花があるからこそ、

世界が楽しく美しくなる。

どうぞあなたが本当に素晴らしいと感じるもので、

世界に花を添えてください。