頂きます。
「ホット・ウォーター・ボトル」でもお伝えしたように、滞在中
に風邪を引いてしまった時のことです。
咳がなかなか治らなかったので、薬局で咳止めの薬を探
していました。と言ってもよくわからなかったので、女性の
薬剤師さんに尋ねたのです。
私は日本人ということ、風邪の症状、どのような薬が良い
か?などを聞きました。
そして・・・丁寧でゆっくりとした口調で薬を説明して頂きま
した。すると・・・私の後ろに並んでいた60代くらいの女性
が話に加わってきたのです。
「あなた風邪を引いてるの?風邪を引いた時は、ビタミン取っ
て栄養取って沢山寝るのが一番よ!!」・・・と元気な声で
笑顔でアドバイスして下さいました。
私は「何て親切なんだろう~」と温かいものを感じ
と感動しつつお礼を言ってお店を出ました。
そしてその数時間後、薬局で会った女性に横断歩道で
会ったのです。お互いに気が付き挨拶をすると・・・
「お大事に!早く寝るのよ~」と声をかけて下さりまた
感動!嬉しかったです。
またある時は道に迷っていたり、探していたりするとすぐに
誰かが寄ってきてくれました。
それは犬の散歩しているご年配の男性であったり、女性で
あったりとにかく親切な人が多いという印象です。
それはロンドンの都会でも田舎町でも同じように声をかけて
下さりました。
こちらからを尋ねた人も、優しく接して下さる方が多く、私の
つたない英語でも丁寧に接してくださる方々にいちいち感動
でした(笑)。
不思議なのは、自分が日本人ということが時々ばれる(わかる)
ことでした。
大英博物館ではお土産売り場の「日本が大好き」と語るレジの
男性に話しかけられて、「あなたは日本人ですか?」とこちらが
話す前から日本語で話しかけられました。レジは列ができてい
たのですが、気にすることもなく日本語と英語で丁寧な会話を
して下さりました。
その場を楽しむ空気や心の余裕というものを感じた瞬間でした。
そして、街などでも愉快な人々に出会うのです。
ある日のこと、街を歩いていて「図書館」を見つけました。
素敵な図書館だな~と思って外観を離れた場所から撮って
いた時でした。一応「肖像権」のこともあるので、人にはカメ
ラを向けないように気を付けていたのですが、ちょうど人が
出てきた瞬間に写真を撮ってしまったのです。それはベビ
ーカーを押して出てきた若いお父さんでした。
私が「ごめんなさい」と頭を下げると・・・なんと
そのままモデルのようにポーズを取ってくれたのです。
後から出てきた奥様も一緒に静止。
(撮って撮って)とカメラのシャッターを押すようなジェスチャーをしたの
でそのまま「パチリ」と撮らさせて頂きました。
ちょっとわかりずらいかもしれませんが、視線は遠くを見つめ
ているのです。
ほんの一瞬の出来事でしたが、思わず微笑んでしまった
思い出の一コマです。
日本人はどうしてもいろいろな所で写真を撮りたがります(笑)。
この写真はパブで撮った一コマ。

初対面ですが、快く写真を撮らせて下さったり、一緒に飲も
うと誘って下さったり・・・とにかく気さくで親切な人々に出会
うことが多くて、嬉しかったです。
他にも、思わず笑ってしまった素敵な出来事がありました。
長くなってしまったので、次回も引き続きます。