一か月ほど前の深夜1時前・・・
寝る前にTVを付けていて、チャンネルを回したタイミングでちょうど始まった
ドキュメンタリー番組がありました。
なぜか涙が止まらず最後まで見入ってしまいました。
それは・・・
NHKのETV特集「ガタロさんが描く町~清掃員画家のヒロシマ」
という番組でした。
ガタロさん(現在63歳)は広島の戸数3600の市営基町アパートという所で
清掃員をしております。
毎朝4時~広い敷地と商店街、トイレなどを一人で掃除をしています。
もう30年になるそうです。
掃除道具は捨てられていたものや、古くなったものばかり。
雑巾やモップ、ブラシは相当年季の入ったものなのです。
通常でしたらとっくに捨ててしまうようなボロボロなものを使用しているのです。
ガタロさんの掃除する姿はとても力強くて、とても素早いのです。
雪が降っている時でも、手を抜くことがなく一生懸命な姿に
思わず見入ってしまいました。
そして、ガタロさんの掃除に対する思い、苦労、などを語られるのですが、
一言一言がとても誠実でとても心に響くのです。
そして、その掃除道具をしまっている倉庫をアトリエとして使用し、画家
としても活躍されているのです。
ガタロさんはそこで、さまざまな絵を描くのです。
使用している掃除道具達の絵を描くのです。
短くなった鉛筆、クレヨン、などは捨てられていたものを集めたものなのです。
それらを大切に使って、力強く、魂を込めて絵を描くのです。
その絵はまるで生きているような・・・存在感のあるものなのです。
それらは命が宿っているように見えてくるから不思議です。
そしてガタロさんは看護師の奥様と現在ふたり暮らしです。
とても質素な生活ですが、奥様は沢山の薔薇を育てていて、
花たちがとても活き活きとしていて、大切に育てているんだな~と
感じました。
そしてお二人の会話もまたじ~んとするのです。
愛のある言霊でお互いを思いやる気持ちがとても素敵なのです。
物と言霊を大切にされている共通点をお二人から感じました。
お二人は互いに理解をし、支えあって、力強く日々を生きてらっしゃるようでした。
何だか、涙が止まらなくて、魂が揺さぶられるような感動を頂きました。
「ガタロさん」の笑顔と、誠実な言葉、絵、夫婦愛、・・・etc.
もっと細かく内容を書こうとも思いましたが、実際に番組を見て頂きたく、
簡潔な感想にしました。
調べてみるとこの番組は何度か再放送されているようで、実は9/7(土)にも
放送されていて、その時も偶然みることができブログで紹介しようと
思いました。
次の放送はNHKで9/14(土)午前0時45分~(※金曜日の深夜)です。
深夜ですが、興味ある方は見てみて下さい。
ネットでも動画が配信されているようなので、(※載せることができなくてごめんなさい)
検索して見て下さいね!!