お宝日記ジェット -183ページ目

須磨海岸にて~帰ってきた友

私は目を疑った。私の眼前には死んだはずの友が立っていた。友と怪獣との闘いが始まった。
友の右ストレートが決まり怪獣の頭は吹っ飛んだ。



そして、怪獣は消滅した。私の心に彼の声が聞こえてきた。
「元気だったか?」
「きみはあの時隕石にあいつごと突っ込んで死んだんじゃ…?」
「そう。確かに私は吹っ飛んだが幸い電子頭脳は無事だったんだ。そして、たまたま通りがかかった過労死の一歩手前の宇宙人が私も一緒にふるさとの光の国に連れていってくれて元通りに体を復元してくれたんだ。そして彼の所属するチームに所属して宇宙の平和のため戦っていたんだ。」
「そうだったのか…。でも生きていてくれてよかった。」
「その子はきみのお孫さんかい?あの時のきみによく似てるよ。じゃあ、いつまでも元気でな!」
「待ってくれ!もう行くのか?」
「あぁ。でも、きみが危なくなったらいつでも飛んでくるよ!まっ!」
そして彼は飛んでいった。私はいつまでも空を見上げていた。



蛇足だが彼はこんな様子で復元されたらしい。

須磨海岸にて

もうあれから四十年にもなるのか。孫を連れて私は神戸の須磨海岸で投げ釣りをしながらふと思った。四十年前私はかけがえのない友を失った。私の友はこの世界を命懸けで守ってくれた。今こうして孫と一緒に釣りができるのも友のおかげなのだ。「じいちゃん、なんかひいてるよ。」投げ竿の穂先に取り付けた鈴がけたたましく鳴り響いた。リールを巻いた。これは大きいぞ。そしてそいつは姿を現した。
「じいちゃん、あれはタコ?」
「いや、違う?」
「じゃあ、海坊主?」
そして、奴の全身が見えてきた。
「ちがう!怪獣だっ!」
その怪獣は私たちにむかってきた。私は孫を抱き抱え必死に逃げた。しかし、砂浜の上は走りにくい。ついに私は転んでしまった。じりじりと私たちに近づく怪獣。私たちの命も風前の燈?と思った瞬間怪獣は後ろに吹っ飛んだ。そして、私たちの眼前には…。つづく


神戸の町は雨…、それは。

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それはエビス様の喜びの涙かも。