どもー。かおりーたです。

 

昨夜は「本当のわたしでいるためのコミュニケーション」を開催しました。

そこで話した内容の一部をブログでも紹介しますね。

(過去にも同じような投稿を何度かしてるので重複して読む方はごめんなさい〜。)

 

変わりたいなら、まずは現在地点を把握することから。

今の自分のパターンがどうやってできたのか、を把握する時に役に立つ考え方です。

 

少し長くなりますが、お時間ある時に是非。

 

<それはあなたの「勝ちパターン」から生まれた>

誰にでも、思考の癖や反応の癖といったコミュニケーションのパターンが存在します。

 

いつも同じ人と似たようなコミュニケーションエラーを繰り返す、とか、同じような恋愛パターンを繰り返す、みたいなやつですね。

パターン化した会話の典型的な例として、いつだったかブログに書いた認知症のお母さんと息子さんとの会話を紹介します。

 

母「ヨシオ、今日はどうしたの?」

息子「久しぶりに様子を見に来たよ」

母「ありがとねぇ。それにしても、随分禿げたねぇ」

息子「・・・もう随分前からこんなだろ」

母「ところで、この方はどなた?(嫁を見る)」

息子「嫁のミホだろ」

母「あぁ、そうだったミホさん、ありがとねぇ。よく来てくれたねぇ」

で、嫁と握手する。

 

他の話題になり少し時間が経つと、お母さんは思い出したように一番最初の「ヨシオ、今日はどうしたの?」と質問し、それ以下のやりとりを何度も繰り返した、というエピソードを聞きました。この話を聞いた時、私はこの光景が目に浮かぶようでした。

 

私たちって、習慣的なリアクションや癖になってる反応などでパターン化した会話をしていることが多いんですよね。

そして、このパターンは先天的な要因(持って生まれた個性)と後天的な要因(生育環境や教育)との組み合わせから生まれました。

 

先天的な要因とは、幼少期から見られた個性です。赤ちゃんの頃から好奇心が旺盛でよく動き回る子だった、とか、怖がりで慎重に行動する子だった、とか。

また、後天的な要因は、両親の教育方針や考え方、教育、経験などよって育まれた概念や価値観、考え方です。

これらが組み合わさって今のパターンが生まれたわけですが、大事なポイントは成功体験の積み重ねでパターン化されたということです。

自分なりに上手くいくやり方を繰り返してできた「勝ちパターン」なのです。

 

でも、今の勝ちパターンは絶対ではありません。

例えば、ライフステージが変わる時(昇進や環境の変化)で初めて直面する課題が出てきたり、時代の流れや変化とともに新しいやり方が求められることもありますよね。

そして、今までのパターンでは乗り越えられずに、煮詰まったりします。

 

煮詰まると、まるで自分のやり方がダメなように感じられるものですが、そんなことはありません。

なぜならこれは「勝ちパターン」だったわけですから。

 

煮詰まっている時は、新しいタイプの課題をクリアするための「新しいパターン」が必要になっているということ。

過去を否定するものではないし、どちらかというと、この後で説明する「自己受容」のレベルを上げるチャンスなんです。

 

というわけで、心の成長プロセスの話に続きますが、ここまでをまとめると

 

あなたのコミュニケーションは、持って生まれた個性(先天的要因)と生育環境や教育(後天的要因)から生まれた「勝ちパターン」でできている、ということが知っておいて欲しいポイントです。

 

 

これ、私の七五三の写真なんですが、みな緊張している!笑

私のパターンはここから生まれたんだなぁ〜、と思って見ると

いやはや感慨深いです。

そして、まったく関係ないけど、父のネクタイの個性的な柄が気になる。

 

<誰もが経験する「心の成長プロセス」とは>

 

ここからが、本題です。

 

私たちは生まれてから大人になるまでに、ざっくりとこんな段階で心の成長が求められます。

 

① 依存から自立に向かうフェーズ:

 

年齢で言うと、0歳から社会人として1人前になるまでです。25歳くらいまでが顕著でしょうか。

知識や能力を身につけ「なんでも1人で出来る」自立の状態を目指すフェーズです。

 

「泣いちゃダメ」「甘えちゃダメ」「頼っちゃダメ」「弱いのはダメ」など、自立するために強くあれ、と教えられることが多いです。

子供の頃は心身の成長も著しく、ゼロから知識を身につけるので、頑張る・我慢する・努力するなど、どちらかと言うと「力技」で能力を習得しやすいのが特徴です。頑張った分だけ成果が得られるので頑張りやすい時期でもあります。

 

このフェーズでの勝ちパターンは頑張る・努力する・我慢するです。

覚えることが多かったり、協調性を身につける時期でもあるので「禁止されたことを守る(我慢する)」とか「教えられたとおりに頑張る」といった具合に受動的な方がうまくいくこともたくさんあります。

 

② 自立から相互依存に向かうフェーズ:

 

年齢で言うのは難しいのですが、自立した後にやってくるフェーズ。感覚的には、30代〜40代が多いです。

知識や能力は十分身についているので能力は頭打ちになってきます。得意不得意も明確になっているので、苦手なことはいくら努力しても成果が得られなかったりしますね。得意分野についても限界が見えているかもしれません。

 

組織や社会の中で活躍する時期ですが、「なんでも1人で出来る」状態から「他人と役割を分担しあえる」相互依存の状態が求められるようになります。例えば、部下に任せることが求められたり、育児などで人に頼ることが必要になったりします。

 

このフェーズでは、「泣いてもいい」「甘えてもいい」「頼ってもいい」「弱さを認められる強さが大事」など、①のフェーズでは否定されてきたことと真逆の考え方が求められるようになります。これまでのやり方とは矛盾するので、いきなり変わることは難しく、徐々に受け入れていく(自己受容)ことで相互依存ができるようになるという感じです。

 

皮肉なことに①のフェーズで成果をたくさんあげた人(能力が高くて1人でなんでも出来る人)ほど、パラダイムシフトが難しいため、意識的に取り組まないと苦しくなるかもしれません。

 

このフェーズの勝ちパターンは「受容」です。

許容できる範囲を広げたり、違う考え方を受け入れたりしながら、他者を通して受容したり、嫌いな自分や弱い自分の居場所を自分自身が作ってあげることが大事かな、と思います。

 

③ 歳をとり、再び依存に向かうフェーズ:

 

歳のとり方は人それぞれですが、肉体のピークを境に身体的な能力は衰えていきますよね。老眼になったり、体力が落ちたり、記憶力が落ちたり。

新しい知識や能力を身につけるのが難しくなってくるので、頼らざるを得ない、依存せざるを得ない状況も度々起こります。積極的に頼る、ではなくて、頼らざるを得ないという状況が特徴でしょうか。

 

このフェーズでは「自分でなんでもできなければいけない」という意識が強い人ほど、とても苦しくなります。

 

究極的には、自分の存在そのものに価値を感じられる状態(私は「究極の自己受容」と呼んでいます)になれたら、幸せなのではないかなと考えています。

何もできなくても自分の存在に価値があると感じられるなら、何もできない他人の存在にも価値を感じて尊べるからです。

 

役割や能力で人を評価しがちな世の中ですが、存在そのものに価値があることを私たちの心は知っているように感じます。それを実践できたら幸せなんじゃないかな、と私は思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。

 

そうなるには、②のフェーズ(社会や人との関わりが多い時期)で他者を受容する経験(自己受容にも繋がる)をたくさんすることが大事だと私は考えています。

 

人生、なるべくしてなっていくのさ。

流されてもいいし、自分で舵を取ってもいい。決めるのは私。

 

ちょっと長くなりましたが、講座の内容の紹介でした。

なかなかに奥深いテーマ。

 

私自身、自分の受容レベルを上げたいなぁと思って、自分なりに取り組んでいます。

俯瞰力を身につけることもその一つですが、日常で実践していることは自己批判をせずに、ただありのままの自分を認めること。

 

「あぁ、今日はやる気が起きないなぁ」

「・・・うん。やる気が起きない自分がいるなぁ」

 

ただ、感じて、認める、それだけ。笑

 

Let's be Happier音譜

 

  講座とイベントのご案内

 

1.本当のわたしでいるためのコミュニケーション

 

 

【 開催日時 】 3/15(水)20:30-22:00 @zoom

 

【3月のテーマ】不安を解消する

 

2月は「理想のわたし」というテーマで、ポジティブなモチベーションを探しました。でも、ビジョンややりたいことがあっても、行動に移せないという場合も多々あります。

こんな時は不安や心配事から、無意識で心のブレーキをかけていることがあります。このブレーキをかけるという心理作用自体は、とても大事なのですが、効きすぎちゃってるって感じでしょうか。

 

「蛇だ!!!」と思ってびっくりしたけれど、よく見たら縄だった・・・というように、怖れていることをじっくりと観察することで不安が解消されることもあります。まずは、客観的に分析したり、人に話したりして、一緒に考えてみましょう。

 

コミュニケーションを通して、自分の思考パターンや癖に気づき、さらなる変容(内側から自然に変わること)を進められたら嬉しいです。

 

【 概要 】 この講座は、ありのままの自分でいられるようになるための自己開示(自己受容)を練習するコミュニケーションの場です。

頑張ったり我慢したりせず、癖に気づくだけで自然に変容する、そんなワークショップです。

会話をとおして自分と相手にとって心地よい「自分らしいコミュニケーション」を見つけられるよう、毎回、テーマに沿って会話します。

 

【 参加費  】 3,300円(税込)

 

【 お申し込み方法 】

 

お申し込みフォームからお願いいたします。

 

  個人セッションのご案内

 

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