ブログ更新1106回目。

みなさんこんにちは。

 

1.助かりたいのは誰

 

 世の中のスピリチュアル講座は、「個人救済」ばかりである。

 

 個人救済の状態では、人間は誰一人助からないし、天も助けてはくれない

 

 なぜか???

 

 人間は、「自分だけ助かりたい人が多すぎる。

 

 私は金持ちになりたい。

 

 自己肯定感の高い人になりたい。

 

 積極的な潜在意識に書き換えたい。

 

 自分のビジネスを大きくしたい(上場したい)

 

 数え上げたらきりがない。人間の欲望の数だけ助かりたい人がいるのだから、、、。

 

2.人間は一人では生きられない

 

 人間一人だけ生き残っても、決して生きてはいけない。

 

 男女が協力し、男女も役割分担し、集落の中で生きるしか道はない

 

 芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の最後に在るように、「この蜘蛛の糸は、俺の糸だ」と叫んだ瞬間、その蜘蛛の糸は切れた

 

 カンダタ人間界に舞戻されてしまったのである。

 

 蜘蛛の糸を登ってきた人々を助けようとしたら、その人々と共に、カンダタは、天上界にゴールイン出来た

 

3.スピリチュアルの原点

 

 スピリチュアル学ぶ原点は、「人類救済」でなければならない。

 

 自分だけ助かろうという動機でスピリチュアルを学ぶものは、その時点で失格である。

 

 初めは旨く行っても、カンダタと同じ運命を辿る。

 

 自分の中に宿る「神聖なる生命」は、全人類に平等に宿っている

 

 人類のうちたった一人でも、その「神聖なる生命」が、万人に宿っていると実感した時、人類は救済される

 

 ただし、救済されるのは、「神聖なる生命」を理解しようと努力している人々だけである。

 

 お釈迦さまは、「縁なき衆生は度し難し」と仰った通り、神聖なるものを理解しようとしない人々が、救済されることは無い

 

4.まとめ

 

個人救済は、無力である。本来、個人は無いのである。

 

 世界中の全人類が、一体として神聖なる生命を享受し、一体として神に生かされているのである

 

多くの人が、人類は全体で一つの神聖なる生命に生かされていると気付いた、と祈る!