寒川神社参拝 | 整体師の独白

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亡き恩師から教わり、毎年寒川神社に参拝し、八方除けの祈祷をお願いするようになって12年目です。

近年では師走の中旬に家族そろってでかけるようになり、今年は16日(日)になりました。


両親と弟と4人で午前11時着を目標に、出発です。

父は車に水筒やお菓子、日経新聞を持ち込み、珍道中の始まりです。

毎年数百メートル走ったあたりで、父が突然「あっ!」と声をあげ、忘れ物に気付くものですが、今年は私がETCカードを入れ忘れたことに気付き、あたふたしていると、iPodで好きなキャンディースのヒット曲を目を閉じて聴いていた弟が「やいのやいのといい合うのは子供の頃と同じだね」とつぶやきました。


その弟がなにげなく「昔はドライブ中、しりとりをしたなぁ、いつの間にか、誰からともなく、『し』で始まって『し』で終わる単語をいい出して、収拾がつかなくなるやつ」と話し、うっかりいい歳をして始めるところでした。


「紳士」「新聞紙」「しらすぼし」「信号無視」などを皆根性で探し出したものでした。母はそれを「失語症の人のしりとり」といって笑っています。


私の車はカーナビが古く、父はその融通のきかない案内に唖然としていましたが、慣れた道です。30年前に戻ったような会話が続く中、予定通り11時に着き、弟夫婦と合流します。


弟のかみさんには、車中の親子漫談については話さず、皆すまし顔で去年のお札を納め、拝殿で二礼二拍手一礼してから、各々来年の願い事を書いて祈祷を申し込みます。


整理番号の入った札を持って、待合室へ。


神社の祈祷待合室って、どこも実は大変エネルギーが良く、いつもびっくりします。もちろん神さまがいらっしゃるのは、本殿の奥なんですが。面白いです。


やがて同じ番号札を持っている人が呼ばれ、手水をとり、白い布を羽織って、まず祓い殿へ通されます。


神職さんは祓え串の前でしっかり祓えことばを唱え、祓え串を左右左と振って、参拝者の邪気を祓ってくれました。

それから拝殿に入り、いよいよ祈祷が始まるのです。


神社でお願いする祈祷は、祈願祭という立派な神事です。神事には厳密な手順がありますが、これを省く神社があり、私はけしからんことだと思っています。


寒川神社はどんなに参拝客が多くても、きっちり行なってくれます。また祝詞も非常に厳密に書かれます。


寒川神社は全国各地から、祈祷を受けに来る人が絶えません。誤解を恐れずに表現すれば「悩みのある人のエネルギーをどう扱うべきか?を熟知した厳密な祈祷による邪気祓いと、寒川神社独自の八方除けの驚くべき霊験による」と思っています。


神職さんが大勢の人の願い事を寒川神社の神さまにお伝えする祝詞を聴きながら「今年も無事にすごせて本当に有り難かった」という気持ちが沸きあがり、来るべき年に思いを馳せ、頑張らねば、と決意を新たにしたものです。