神無月にかこまれて | 整体師の独白

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整体師であるシンから、ホリスッティックな癒しや補完療法に関心がおありで、こうした施術を受けたいと思う方に、どなたにとっても有益だと思われる、健康に関する情報を発信するサイトを目指します。

今日は午後から一雨あり、虫たちの声にやや元気がないけれど、8月には16ビートで叫ぶように鳴いていたツヅレサセコオロギの声が、その名の通りに聞こえる、素晴らしい夜になりました。


「つづれ」という言葉は「破れたものを継ぎつづった衣、やぶれごろも、つづれごろも」を現します。


10月になると8月には短い音にしか聞こえなかった、1つひとつの鳴き声が、まるで老婆の囁きのように耳につき「肩刺せ、袖刺せ、綴れ刺せ」と聞きなしすることができ、これが「冬を迎える準備をせよ。衣を繕って寒さに備えよ」と聞こえるので、この名があります。


夏の日からはずいぶん遠くなったと感じ、正に「神無月は冬隣り」を実感します。