なでしこジャパンが優勝する瞬間をＴＶ観戦する幸運に恵まれ、何が勝負の行方を左右したのか？と考えていました。
延長後半１２分に追いつかれ、その後ゴール前のＦＫを外したアメリカは「勝ちきれなかった…」という気分に包まれた感じでした。対するなでしこジャパンは「さぁPK戦だ！」と思ったはずです。こうした感情面での違いはデリケートなPK戦には、大きく影響したと思います。
またこれは男子の日本代表にも言えることですが、なでしこジャパンはロスタイムなどに、選手が円陣を組んでメンバー同士の一体感を保とうとしていました。こうしたことを何かにすがりつくようにではなく、心底楽しそうに自然に行っています。日本人には元来、個人的なことよりも全体のことを優先する伝統があり、これが大きくプラスに働いているようにも見えました。
本当にすばらしいチームワークです。
それにしても何という快挙だろう！男女とも、サッカーＷ杯で優勝できる！ということは、今後５０年間不可能かも知れないです。
女子サッカーの競技人口が１３５万人に達するアメリカにとって、どうして勝てなかったのか？は理解できないのではないかと思います。
どんなことに挑戦するにせよ、誰の目にも明らかな驚くべき成果をあげるときには、ありとあらゆる要素が揃っていなければなりません。
サッカーは格闘技ですが、それを何かスピリチュアルな任務であるかのように、結果よりプロセスを大事にして選手全員で力を合わせる姿に、本当に敬服いたしました(＝⌒▽⌒＝)。