VISTA/116分
監督:矢口史靖
出演:染谷将太/長澤まさみ/伊藤英明/優香/西田尚美/マキタスポーツ/有福正志/近藤芳正/光石研/柄本明
勇気(染谷将太)は、大学受験に失敗、彼女にもフラれ、散々な状態で高校の卒業式を迎える。そんな時、ふと目にしたパンフレットの表紙でほほ笑む美女につられ、街から逃げ出すように1年間の林業研修プログラムに参加することに。ローカル線を乗り継ぎ降り立ったのは、ケータイの電波も届かぬ"超"が付くほどの田舎・神去村。耐えきれず逃げ出そうとする勇気だったが、例の表紙の美女・直紀(長澤まさみ)が村に住んでいると知り、留まる事を決意するが…。休む間もなくやってくる新体験、野趣あふれる田舎暮らし、とてつもなく魅力的な村人に囲まれ、勇気は少しずつ変化してゆく。
(TOHOシネマズHPより)
いかにも頼りない主人公を演じる染谷将太は果たしてどこまでが素でどこからが演技なのか、素晴らしく自然だ。
逆に伊藤英明の弾けっぷりは見事。
個人的には西田尚美、優香のキャスティングが嬉しい。
長澤まさみは彼氏に逃げられて嫁に行き遅れたという設定。なぜか絶妙に「らしく」見えるのは流石。素っぴんの力演。
あまり知らなかった林業という仕事、人間は本来こういう生活をするべきではないのかと思わせる山奥での暮らしぶりに、考えさせられることの多い素晴らしい作品だ。
特に「今、我々が切る木は百年前に先祖が植えた木であり、我々が植える木は百年後に子孫が切る木だ」という林業の特殊性には考えさせられた。
細かい伏線が後々活きてくる脚本も見事。
クライマックスは巨木を切り倒す祭事だが、多分一発勝負の緊張感溢れる撮影だったろう、迫力満点。
その後のアクシデントだが…別に乗らなくてもほどくの間に合ったよね?
92点。