それでも夜は明ける | HEAVY METAL CAFE 

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HR/HMを中心に、メロディの美しい音楽について語らせていただきます♪
映画にもハマっております。

…実は、その他なんでもありだったりして…

12 Years a Slave
シネスコ/134分

監督:スティーヴ・マックィーン
出演:キウェテル・イジョフォー、マイケル・ファスベンダー、ベネディクト・カンバーバッチ、ポール・ダノ、ポール・ジアマッティ、ルピタ・ニョンゴ、ブラッド・ピット、アルフレ・ウッダード

1841年、南北戦争によって奴隷制度が廃止される前のニューヨーク。
黒人音楽家ソロモン(キウェテル・イジョフォー)は、家族とともに幸せな生活を送っていた。だがある日、ふたりの白人の裏切りにより、彼は拉致され、自由黒人から"奴隷"へと落ち、ニューオーリンズへ売られてしまう。そこでソロモンを待っていたのは、狂信的な選民主義者エップス(マイケル・ファスベンダー)ら白人たちによる容赦ない差別と暴力だった。虐げられながらも、決して"尊厳"を失わないことを心に誓うソロモンだが、そのまま12年の月日が流れていく。
(TOHOシネマズHPより引用)

人間が人間を買い、所有物として使い、その命さえ思いのままにする世界。
『過去の事』として客観視することはできない。
だが、自分があの時代あの土地に、裕福な白人の家に生まれていたら…はたして黒人の為に行動できるのか。

奴隷が虐待される場面は目新しくはないが、北部で自由に暮らす黒人が誘拐され、奴隷として売られる、という事実はこれまで知らなかった。実に衝撃的だ。

胸の中をトゲが引っ掻くような、不快感に苛まれながら観た。
主人公は救われたが、耐え続けた末にたまたま幸運に巡り合わせただけだ。しかもその忍耐は12年もの時間を要した。

農場主を演じたマイケル・ファスベンダーが素晴らしい。狂気を孕んだような熱演で、実に憎たらしく、恐ろしかった。
終わってみればブラッド・ピットはいいとこを持って行き過ぎ?

90点。