フランシーヌの場合 | HEAVY METAL CAFE 

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…実は、その他なんでもありだったりして…

今朝、なぜかふと頭に浮かんだ曲がある。
『フランシーヌの場合』だ。
うろ覚えだが口ずさんでみた。
「~3月30日の日曜日♪」
ここで、ふと気になって調べてみたら、今年の3月30日はなんと日曜日なのだ。

で、この曲の背景についても調べてみた。なにせ、この曲が流行っていた当時は私はまだ7~8歳だったからね。なにも知らずに曲だけを覚えていたわけだ。



1969年3月30日朝のパリで、フランシーヌ・ルコントという30歳の女性が焼身自殺をした、という事件に触発されて書かれた曲だ。
この女性は、ベトナム戦争やナイジェリア内戦に心を傷めていて、自殺した時にはビアフラの飢餓についての切り抜きを持っていたという。
このフランシーヌ・ルコントという遠い国の、見知らぬ女性の死に、心を動かされた日本人がいた。作曲家の郷伍郎氏と、作詞家のいまいずみあきら氏だ。
二人はこの事件から受けた感動を、一つの曲に書き上げた。
新谷のり子が歌って大ヒットした『フランシーヌの場合』である。
一番の歌いだしの「フランシーヌの場合はあまりにもおばかさん」というところはよく知られているが、二番は次のようになっている。
「ホントのことを云ったらオリコウになれない
ホントのことを云ったらあまりにも悲しい
3月30日の日曜日
パリの朝に燃えたいのちひとつ
フランシーヌ」
そして三番はこんなふうになっている。
「ひとりぼっちの世界に残された言葉が
ひとりぼっちの世界にいつまでもささやく」
(以下繰り返し)


焼身自殺で何が変わるわけでもないことは、フランシーヌ・ルコント自身が一番よく知っていたに違いない。
にもかかわらず、彼女の死は、いつまでもこの曲を知る日本人の心に残り続けている。

本国フランスでも覚えているひとは少ないだろう、ひとりの女性の自死。