シネスコ/131分
監督・曽利文彦
脚本・篠崎絵理子
主演・山下智久/伊勢谷友介
TBSが製作に名を連ねているのに、シネスコで撮るとは嬉しいね、昭和40年代の風物やドヤ街の描写も見事。
…とニンマリしながら観始めたのだが、構図やカメラアングルが凡庸で、けっこう多くの場面で画面の上下が切れているかのような違和感。まさか、ヴィスタで撮った映像の上下を切ったんじゃないだろうね?
まぁ、そこに目をつぶれば役者陣の役作りは見事だし、ボクシングの試合場面も素晴らしい。
一番の危惧だった、香川照之の丹下段平だが全然違和感などなく、フルメイクによる役作りは正解だった。
一歩間違えば、コントになってしまうところだったはずだが、英断だったね。
ドヤ街の住人、倍賞美津子は台詞もないチョイ役だが、有名な役者をこういう使い方で登場させるのは疑問。
後々、物語の重要な役どころを担うのかとフックになってしまう。
細かいいちゃもんを抜きにすれば、非常に楽しめたし、泣けた。
89点。