とんと更新がおろそかになってしまいました。
1977年のRainbowの夢世界に溺れてるうちに、いろいろと想いをめぐらせていたのです・・・初めて買ったレコード(多分、フォーククルセダーズの『帰ってきた酔っぱらい』)のことや、ロックにのめり込むきっかけになったBEATLESのこと、HRに目覚めるきっかけになったたDEEP PURPLEのこと・・・。
そして初めてギターを持った日のことや、バンドを始めた頃のこと。
バンドを始めてしばらくした頃のことです。
当時もっぱら使っていた練習用貸しスタジオのある、楽器店の店員さんと個人的にも親しくなり、いろいろと親切にしてもらってました。
ある日、そのひとに言われたのです。
『おまえらは大して音楽が好きじゃねぇよ。ほんとに音楽が好きなやつは、楽器さえありゃ自分の音楽をやっていけるんだよ』
もっといいコンポで音楽を聴きたい、もっといいスタジオで練習したい、もっといい楽器が欲しい・・・。
まともな演奏もできない自分らの腕を棚に上げて、バンド仲間といろんな贅沢話をしてた時のことです。
『●●ってバンド、知ってるか?あそこのギターのやつの部屋に遊びに行ったことがある。』
当時、ローカルではありましたが有名な、レコードデビューもしていたロックバンドの話でした。
『何にもない部屋なんだよ。ギターとラジカセぐらいだよ、あるのは』
『で、やつはDEEP PURPLEのSmoke On The Waterをアンプも無しに完コピして弾いて聴かせるわけだよ。俺の耳には本物そっくりに聴こえたよ。』
『コピーするにもラジカセしかないんだけど、そいつはこれで十分だって言うんだよ。おまえら、さっきからいろんなこと言ってるけど、けっこう恵まれてるんじゃねぇか?』
たしかに、みんな曲りなりにもレコード(まだCDは出現してない時代です・笑)やらコンポやら楽器機材やら、身分不相応なほどの物を持ってました。
他のメンバーも私も、返す言葉がなかった。
音楽が好きなのは間違いないが、その道で将来絶対に食っていく情熱と呼べるほどのものは残念ながら・・・ない。
いや、そう言われても仕方ないほどの情熱しか持ち合わせていなかった。
バンドを組んで拙いオリジナル曲を演って自己満足して。
楽しかったけれど趣味と割り切ってもいなかった。けれど本当の意味でプロを目指す覚悟もなかった。
ま、その後ひょんなことから私は一応プロにはなったけれど、大成するには至らなかったし、同じ程度の才能の持ち主なら、より強い情熱のある者が勝るのは道理です(笑)。
現在の私は、というと・・・やはり淡白な情熱しか持ち合わせていないのかもしれません。
でも、確実に音楽を愛しています。
歌を歌わずにはいられないし、音楽を聴かずにはいられない。
でもやっぱり・・・ある程度良い音で聴きたい、とは思うんですよね(笑)。
“本当に音楽を愛する者は音質にはこだわらない” ・・・Oh,Yeah?