- Deep Purple
- Burn
- ディープ・パープル
- 紫の炎 30th アニバーサリー・エディション
1974年発表の名盤。
いや、歴史的名曲“Burn”を世に送り出したことを加味して、歴史的名盤と評価したい。
David Coverdale ,Glenn Hughes(bass兼任)の2人のシンガーを擁したラインアップでスタートした第3期の第1作だが、なんといっても特筆すべきは、「様式HRの雛形」ともいえるタイトル曲“Burn”。
印象的なギターリフに劇的な曲展開、メロディアスなギターソロにキーボードソロ。
曲のパートごとに見事なフックも効いて、歌メロ、アレンジ共にこれ以上は考えられないほどによく練りこまれている。
片やブルージーなディープヴォイス、片やファンキーなハイトーンのツインVo.も珍しかったが、SFチックな歌詞もシリアスな音楽性にマッチするもので、第2期とは違い、「まず良く練られた曲ありき」を実践できた。
7.“Mistreated”は後にR.J.Dio時代のRAINBOWでも取り上げた名曲。
本作ではD.Coverdaleが渋い歌唱を聴かせるが、やや歌いこみ不足か。
ちなみに、ライヴ「Made In Europe」では、成熟した感動的な歌唱が聴けます。
ただ、ファンキー色の強い曲も並んでいることで、アルバム全体の統一性が損なわれているのも感じるが、逆に“Burn”が特に突出した、出来すぎの曲だったともいえる。
ラストのインストは暗くてあまり好きではないが、Blackmoreのソロはなかなかの聴きもの。
できればこの後にもう1曲、ゴキゲンな歌ものを入れて欲しかった。アルバム全体の印象がガラッと変わると思うのだが。
本作もアニヴァーサリーエディションがリリースされています。どのタイトルにも言えることだが、マニア向けの代物なので、特にお薦めはしません。通常盤で十分だと思います。