薔薇ノ木ニ

薔薇ノ花咲ク。

 

ナニゴトノ不思議ナケレド。

 

北原白秋の薔薇二曲の一節。

わたしを0.5秒で号泣させた。

 

ナニゴトノ不思議ナケレド。

 

言葉で説明したら、小さくなるから。

言葉では説明できない。

 

けど、琴線に触れてくる。

 

白秋さんの意図はわからないけれども、

そんなのどーでもよくて、わたしには触れた。の。

 

 

そのわたしが、

米津玄師の「M八七」のどこで泣くのか。

 

M87。

わかるひとには、それだけでわかる。

ウルトラマン!!

 

彼はM87星雲から来た。の。

 

その光の国から来た、ウルトラマン(シン・ウルトラマン)の主題歌。

という大前提で!のお話。

※ちなみにこの映画はまだ観てない。

 

光の国というのがポイント。

 

 

痛みを知る ただ一人であれ

も、心を揺さぶる。

 

けど、

そこでは泣かない。

 

わたしが、号泣したのは、

 

いまに枯れる花が 最後に僕へと語りかけた

「姿見えなくともはるか先で見守っている」と

 

 

いや、もうね。

涙が止まらなかった。

 

 

宇宙戦艦ヤマトでさ、

地球を旅立った時に、ヤマトから見えた地球は、真っ赤だったのよね。

地球滅亡までのカウントダウンが既に始まっていることを伝えてくれる。

 

で。

このワープをしてしまったら、

もしかしたら二度と地球を見ることが出来ないかもしれない。

という瞬間に、

目に焼き付けた地球は、この青い美しい地球だったのね。

なぜなら光の先で見ている映像だから。まだ青いの。

 

まあ、もちろんそこでも号泣するわけだけど(笑)。

 

 

今、わたしたちが見ている星々は、

何億光年も先にある、

もしかしたら既に存在しないかも知れない星の光であったりもする。

 

だから、

真っ赤なはずの地球も、光の先では、まだ青い。

なんか、光って凄いよね。

 

詳しく知りたければ、「ヨビノリ」のたくみ先生の動画でも見てください(笑)

ほんとうに!わかりやすく色々教えてくれます。

 

んで。

 

今目の前で朽ちかけている花は

何億光年先で姿なくとも見守っている

と・・・。

 

号泣です(笑)

 

朽ちかけている命が

尽きようとしている命が

遥か先で見守っている

と…。

語りかけた。最後に。

 

天国で見守っている。

とかじゃーなくて。

遥か先で!見守ってる。

 

そこに震えるのです。

 

ああ。

なんて美しいのだろう。

と。

 

薔薇の木に薔薇の花が咲く

 

そんなあたりまえともいえることわりが、

胸を揺さぶるように。

 

わたくしがわたくしであるということの不思議が

あたりまえであるように。

 

遥か

遥か先で

今を見守っていることが出来る自分であれたなら。

 

痛みを知るただひとりであることは、

幸せとも云えるのだなぁ。

 

と、

そんな事を思う、今日この頃のらいららでした。

 

 

ではでは!!