このミラー、ドアに貼られています。レバーハンドルがありますね。
ミラーはほぼドアと同じサイズ。
レバーハンドルの台座部分を丸く切り欠いて、一面に貼ってあります。
ね。
ドアにミラーを貼って欲しいとのリクエストは時々ありますが、施工者から
「レバーハンドルの手間までしか無理よ」
「一面に貼るのは無理よ」
と言われることが多いんです。
でも、ここはできてる。
できないことはないのだ。
今度同じことがあれば、この写真を見せて説得してみよう、と思って撮った写真です。
でね。
この話を、Facebookの個人アカウントに載せたところ
「できないというのは単に面倒くさいからで、問題なくできるはず」(工務店)
「現場ではカットできないから、先に穴あけの場所と寸法を指定しておけば大丈夫よ!」(インテリアコーディネーター)
「前にわたしのお客さんが、こんな業者さん(ミラーをカットして送ってくれる)を見つけてきたよ。お客さんは自分で貼るつもりだったみたいよ」(アーティスト寄りインテリアコーディネーター)
「前に、壁一面にミラーを貼る現場で、こんなエピソードがあったよ!」(インテリアコーディネーター)
「やれないことはないけど、その先長く使うことを考えたら、あまりやりたくない事ではあるなぁ。ノンクレームで、との一言は大切」(リフォーム系インテリアコーディネーター)
などなど、同業界の皆さんから、コメントがたくさんつきました。そこからまた、対話が始まっていくわけですが、そこは割愛。
言いたいことは、ミラーに限らず
お客様からの要望は、現場管理の問題や、この先の安全性や、いろんな事情が絡まって、たとえ物理的に可能だったとしても、結果的にお断りをする場合もある、ということです。
例えば新築マンションのお引き渡し前カスタマイズなど、たくさんの企業が関わる物件は、できないことが多いかな。デベロッパーには、独自の設計安全基準があったりしますし、ゼネコン側にも沢山の取り決めがあります。
マンションは大きなビルですから、あまり複雑になると監理ミスのリスクも出てきます。
どこまで許容するかは、ケースバイケースです。
一方で、お引き渡しが済んでから、お客様が独自にリフォーム業者を呼んで、デザインや施工を依頼する場合は、自由度が高いです。
ただし、上記のような細やかな配慮はありませんから、何かあった場合の保証は、お客様と業者、2者間での話となります。
そうなった時、最後のコメントにあった「できたらやりたくない」というのは、業者の立場として理解できます。
後で何があるか分かりません。
どうしても、のご希望なら、クレームなしでとお客様に了解していただいて、施工する形になるんですね。
大切なのは、ご要望とおりにできる場合も、できない場合も、丁寧にお客様に説明する事だと、改めて思いました。
インテリアコーディネーターの役割は色々ありますが、一般生活者のお客様と、施工者とをつなぐことも、そのひとつ。
こうしてブログに書く事で、リフォームを検討しているお客様と業者が、少しでも理解しあえると良いなぁ、と思って書かせていただきました!
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