新しい講座を作ります! | 犬の保育園・ペットホテル Casa di Spink ☆スピンクの家☆

犬の保育園・ペットホテル Casa di Spink ☆スピンクの家☆

静岡県熱海市の犬の保育園
☆パピートレーニング・マナートレーニング☆
☆ペットホテル☆

子供の頃から、沢山の犬や猫と暮らしてきた私。でも、それらはみんな、家族の誰かが迎えた子でした。
16年前、初めて自分で迎えたのが、先代店長のスタンダードプードルのスピンク。




その後、次々に家族になったキューティーやシードを兄のように面倒を見てくれたっけ。
年齢はシードが上だったけど、間違いなくスピンクは、我が家の長男だったのです。

新店舗開店でバタバタだった時に預かった、まだパピーだったマロンに関しては、子育てをかって出てくれました。…スピンクは男子なんだけど。

だからと言って、優しいおっとりとした性格なんかでは全くなくて、プライドが高くて、自分の意思がはっきりあって、意に染まないとテコでも動かない頑固者。




私がドックトレーナーになる時には、パートナー犬として、一緒にたくさんのプロトレーナーのレッスンを受けました。
そこで何度も言われたのは「もっと言うことを聞かせろ、指示に従わせろ」でした。

一緒にアジリティのレッスンをしていた頃、好きじゃないコースに当たったスピンクは、出走を拒否。指導トレーナーに首輪を掴まれて、引きずられてスタートラインに戻されたスピンクは、そのまま脱走。
広いフィールドを馬のように駆け回ったのです。

当然、指導トレーナーには「早く呼び戻せ!」と叱られました。でも、スピンクはゲラゲラ笑いながら、物凄いスピードで走り回る。
指導トレーナーの手をかいくぐって逃げるスピンクを見て、私も笑ってしまったのです。




スピンクはこれでいいんだと思いました。
こんなスピンクが大好きなのであって、私の言うことを無条件に聞かせたい訳じゃない。命令なんかしたくない。

そんなスピンクはもう私の腕の中にはいませんが、私は命令も叱りもしない罰も与えない、変わったドッグトレーナーになりました。

ただただイヌと深く対話をする。
人の言葉とイヌのボディランゲージを重ね合わせて、お互いを深く理解する。
共に暮らすためには、お互いの妥協点を探る。




改めてこんな事を考えたのは、ロンドンであった悲しい事件を知ったから。
彼らのあの事件に関わった人間たち。誰かひとりでもイヌの言葉、ボディランゲージが理解出来たなら、彼らが射殺される事なんて、なかったのに。

こんな事が繰り返されない為に、ひとりでも多くの人に、正しい知識を持って欲しいから、今、新しい講座を作っています。
本気で伝えたいから、めちゃくちゃ気合い入ってます。

形になってきたら、ここで随時お知らせしたいと思いますので、よろしくお願いします。