圧着工具とtype-Cの洗浄とイヤホン修理 | spinflopのブログ

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(2022年1月から~) 
両親が亡くなり空き家となった実家の売却と確定申告日記(2023年6月納税完了)。遺品・写真から亡父母の生前を振り返り菩提を弔う。そして父の遺品の一眼レフカメラSONY α350の交換レンズを購入し使い倒す。

全然関係ない三つの話。三題噺と言いたいけれど、、そこまで行ってないな。

 

 

▽まずはHKW社のtype-C用マグネットケーブルアダプタ

これをtype-Cのスマホなどに挿して、マグネット付きのケーブルとワンタッチで接続する。

これを自分は、そこいら中の機器に取り付けている。

しかし、問題が、、、頻繁に接触が悪くなる。全然、充電されない。ファイル転送も数分で途切れる。

磁石コネクタをぐりぐりと押し付けると多少改善することもあるが、すぐに戻ってしまう。

 

 

▽HKWのマグネットUSBケーブル。定価では、一組、数千円するのだが、Yahooショッピングのアヤシイお店で、相当安く売られている

microUSB用もあり、type-C用とケーブルは互換。(注:Lightningコネクタはケーブル非互換なので要注意)

 

 

▽上のtype-Cアダプタを全部、小さなガラス瓶に入れて、クレの「エレクトロニッククリーナー」のスプレーを大量にかけて液化し、そのまま超音波洗浄。

 

▽こちらの写真の方が良い雰囲気で撮れたのだけれど、肝心のUSBコネクタが写り込んでいない。

 

 

▽洗浄後。何だかすっきり?

驚くべきことに、ともかく接触が良くなった。これまで、マグネットタッチ面を磨いたり、カーボン粉を付けたり、接点復活剤を塗ったり、、、では全然ダメだった。丸洗いが良いとは、、、意外な結果。

(後記)4/8(月)記、丸洗いで完全復活するわけでもないらしい、、、アダプタ側の接触抵抗が上がってダメになることがあり、そうなってしまったアダプタはどうやってもダメ。

 

 

 

▽お次は、仕事用の圧着端子工具。左から、裸端子用圧着(小型・大型)、絶縁端子用(大型・小型)、絶縁閉端子用、同軸用。

裸端子の工具では刻印されないが、絶縁端子と絶縁閉端子は、かしめるダイスのサイズによって異なる文字が刻印される。

 

 

▽ストロボを焚くと綺麗に映るが、実際は上の写真のように錆びて来ている。写真を撮ったあと、クレの潤滑防錆スプレー5-56を噴いて、新聞紙の上に置いて乾かした。いや、5-56を吹くついでに写真を撮ったのだ。

 

 

▽裸端子(左二つ)と絶縁端子(右二つ)の圧着は工具が違うので注意が必要。

自分はリングスリーブ(Eスリーブ)は使わないのでそれ用の工具(両側が黄色いハンドル)は持っていない。

 

 

▽絶縁端子用圧着工具は、圧着面に刻印(左側の小型用)がある。左側の工具の写真で良く見える。

 

▽こちら(左側が大型の絶縁端子用)も刻印がある。

一方、絶縁端子用やリングスリーブの工具には刻印がない。

 

 

▽絶縁閉端子用圧着工具にも刻印がある。

 

(想い出話) 昔、三十数年前に勤めていたところで、100アンペア以上流れるケーブルラインがあって、その末端の接続が撚線の圧着端子になっていた。何しろ100アンペアであるから、圧着端子の部分がギンギンに熱くなっており、水滴が付くとジュっと言って激しく蒸発するくらいだった。

 

その熱がケーブルを伝わって行って、他の末端部分が繋がっている箇所で、トラブルになることがよくあったので、業者に文句を言うと「耐熱ケーブルだから大丈夫です」と言う返事。

「そうじゃなくて、熱がケーブルを伝って行ってその先でトラブルになることが問題なんだよぉ」と、いくら説明しても分かって貰えなかった。

 

このケーブル熱のトラブルが頻発したため、とうとう、かんしゃくをおこして、自分の部署のモノじゃなかったにもかかわらず、夜中に忍び込んで、勝手に圧着部分をしっかりと半田付けしてしまった。そんなことをやってしまった背景には、当時の直属の上司(故F氏)が、「圧着なんてだめだ。やっぱり半田付けでないと信用できん」と言う、昔気質の人だったことも影響しているかも知れない。

効果はてきめんで、ケーブルは全く熱くならず、反対に他から伝わって来た冷気で、凍り付くほどであった。


「めでたしめでたし、しめしめ」と喜んでいたのだが、大分あとになって、担当部署の人から、「圧着端子を勝手に半田付けしてはいか~~ん」と叱られた(実際は大して怒られなかったが)。もう、三十年以上前のことだ。
 

 

▽(後記)5-56を噴いて雑巾の上で乾かした。

なお、左端は〇型AMP用、右端はオープンバレル、その左隣は棒端子用。あ、右から6番目もオープンバレルだった。

オープンバレル工具に書いてある「被覆」と「芯線」は、前者が、電線の根元の絶縁部分、後者が先端の剥かれた部分を抑えるところと言う意味。一瞬、絶縁被覆圧着用か、などと勘違いしてしまいそうなので注意。これも昔、TTLを百個も使って回路組んでたとき、みんな半田付けしてたな。被覆部分はラジオペンチで丸めてたと思う。それは正式にはダメなやり方。両側から真ん中に折り込んで圧着するのが正しい。

 

 

▽(後記)六角に圧着する一群。(メインに使っているやつ)

真ん中の二つはPressmasterの圧着工具。左(50-0908)は、六角が3.25/4.52で、円筒が3.62/5.04、右(50-0203)は、六角が3.25/3.85で、円筒が3.62/4.29mmである。

小径の孔も、左1.69、右0.70であるが、右(50-0203)のは特に小さく、そもそも圧着端子の中に電線を入れるのが大変。

なお、左右それぞれ、日本では、TA-16(=0908)とTA-17(=0203)として販売されている。値段はそれほど高くなく、ニ~三万円だったと思う。最近はこの二つばかり使っている。

 

ちなみに上の写真の左端のホーザンP-707は、六角が5.41/8.23、円筒が6.5/9.2、小径の孔は1.72(但し外径2.1とある)  

 

 

最後はイヤホンの修理。「AZLA アズラ ASE-500 Sky Blue スカイブルー シリコン もちもち 有線 寝ながら イヤホン ミニプラグ 寝ホン マイク 通話 ゲーム 小さい かわいい マイク付き」と言うのをだいぶ前に、四千円@楽天で買って、就寝時に使っていた。寝相が悪かったのか、片側のケーブルがイヤホンの根元で断線しまっていた。

 

ケーブルの途中で切れたのであれば、その部分を切ってつなぎ直せばよいだけなのだが、イヤホン本体の筐体間近で切れたのである。こんな状態の場合、大抵は対処しようがないのだが、今回のイヤホンはシリコーンカバーが付いていて、あっさり分解出来たので、発音部分(スピーカー部分)を取り出してケーブルを直付け出来たのでメモして置く。

 

 

▽ミニバイスで発音筐体(スピーカー部分)を咥えて、ケーブルを半田付け。実はケーブルは三芯だったのだが、もともと、スピーカーに付いているのは二本だけだったのでそのようにした。赤と無色の線だけ付けて、緑の芯は無視。

 

 

▽ケーブルの被覆を取って、先端を半田付け。極細撚り線に、しっかりとハンダをしみ込ませてやる必要がある。温調付き半田ごてを少し高温にして先端に半田を盛る。

 

▽何とか聞こえるようになった。ストッパのゴムは取り外したので、線の取り回しをシリコンカバーの内側で少し長めにしてその代わりとした。

 

 

▽〔4/4木、6:54〕雨上がりの木曜日、朝。

 

▽明日は炉に投げ入れられそうな、美しい路傍の花を見ながら、、、では行って参ります。

 

 

(後記)今日も中の食堂は大行列だったので、外の中華料理屋へ。今日はあんかけ焼きそばを頼んだ。味は良いのだが、ぬるい、と言うかほぼ冷たかった。解凍して出しているのか? 

おまけについ最近から、個別精算は厳密不可となり、同道のみなさんがポケットから現金を出し始めたので、自分がまとめてカードで支払い。