香典、でなくて、もっと格調高く、御香奠帳 と書いてある。書初めのような袋とじの紙で上を止めてあり、書くときは横にして縦書きして行くらしい。
あらめて、亡父はマメだったことに気付かされた。また、紙媒体の強さ、にも。四十年前の記録がビビッドに読めるのである。
一応、全頁写真を撮って、クラウドにアップロードしたが、自分が死んだら、この記録は消えてしまうのだろう。
法改正で、「アップロード者が亡くなった場合、クラウド閲覧開放」と言うオプションを必須にして欲しいものだ。
▽仏具屋で売っていたのだろうか。奇しくも母と祖母は二年後の同月同日に亡くなった。
▽もはや、全く誰が誰だか分からない部分を掲載して置く。