おんころころせんだりまとうぎそわか | はい、がんなんですけど

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肺がん(肺大細胞神経内分泌腫瘍=LCNEC)ステージⅣと診断されたおっさんのゆるい毎日。

出雲には、目のお薬師と崇められるお寺がある。
一畑薬師(いちばたやくし)という臨済宗妙心寺派寺院。
元は密教寺院として建立され、開山1300年以上の古刹だ。
故水木しげるさんも、子どもの頃にお手伝いのお婆さん(のんのんばあとしてファンの間では有名)に連れられ何度もお参りした場所で、何かと縁が深い。


毎月8日は「ようかさん」といって、仏教寺院にとっての縁日らしいのだけれど、取り分け12月8日は、お釈迦様が悟りを開いた日だそうで、それはそれは大切な日なのだと教えられた。
コロナに始まりコロナで暮れようとしている2020年の年の瀬に、今年最後のようかさんを、取材に行った。

一畑薬師は、薬師というくらいで、病気平癒祈願に訪れる人も多い。得意分野は目だそうだ。だから、目のお薬師と崇められるというわけ。
昨日も、病気平癒をお願いにきた参拝者が多かった。
まあ、神や仏にすがって病気が治るなら、俺も撮影そっちのけで一心不乱に拝んだだろうけどねえ。

なお、病気平癒を願う言葉は、
おんころころせんだりまとうぎそわか
絶対にエコエコアザラクじゃないからほんと気を付けて!

この
おんころころせんだりまとうぎそわか
は、薬師如来の御真言なんだそうだ。
言葉自体に意味はあるんだろうけど、意味をどうこう考えるより、仏にすがってひたすら健康を願うための言葉って解釈でいいようなことを、どこかのお坊さんが書いていた。

がん患者的には
オンコロころせんだりまとうぎそわか
の方が効き目ありそうなんだけどなあ(笑)

なお、取材の帰りに門前のお店で買った一畑薬師のお饅頭。