分からない

瞳そらしても鼓動が乱れるの

真夏の汗

檸檬色の吐息

 

時が歪むの

今が遠い昔とループする

止めて

気がおかしくなりそう

少女のときめき

夏のあこがれ

 

貴方に触れるもの

歩んだ道

すべて奪いたい

 

胸騒ぎが風になり

黒雲が空を覆うの

もうすぐスコールが来る

貴方が来るわ

 

草原に寝転ぶ貴方

むせる程の夏草の匂い

シャツについた土を払わないで

どうかあなたのままでいて

 

私恋をしている

繰り返す夏を巡りやっと出逢えたの

 

響く遠雷みたいに切なさが揺れ

一面の不安を消していく

愛はスコールに抱かれ

湿ったアスファルトが乾く頃

また明日を夢見ているでしょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教室から出ろ

心に素直になれない自分がいた

貴女のこの歌たちがあの頃の僕を支えた

 

ごめん

君の気持知って欺いた訳じゃない

 

独りだけの夕暮れ便り

黄昏に書いたラブレター

 

歌いこなせない僕がいた

気持ちを誰かに預けること

このメロディーが受け入れてくれた

 

感じますか

届きますか

青春の後悔という陽の翳り

いつから貴女は纏ったの

 

拒絶と執着

僕の心に影を落とした

貴女の愛

唇に触れていたら

手にすることが出来ただろうか

 

あなたが好き

苦しいほど

時を彷徨い僕はいま此処にいる

ただ今も迷わずに言えることは

貴女は僕の憧れの中生きている

 

この夕暮れ便り

燃える太陽をなぞり

貴女の憧れの中僕はいることができるだろうか

 

 

 

 

 

 

 

若すぎたあの頃

キースジャレットはふたりのお気に入りだった

ブルーノートの名盤

ヴィレッジバンガードで盛り上がったね

 

土曜日の深夜

僕らラジオから流れるジャズに酔いしれてた

 

陽射しの入るこの部屋

眩しさにブラインド下ろすように

気持ちを閉ざしていったね

 

求めあう感覚で愛を確かめてた

若さという虚勢は孤独を寄せ付けない

 

ルパートホームズのhim 君は覚えてるかな

あの物語の主題は分からないけど

離れていく心にはアクセルがかかるね

独りでも生きていけるなんて

 

今年もこの部屋には夏の陽射しが眩しい

変わらずにプレイヤーにはあの曲が流れてる

恋にアドリブは効かない

互い思いやりというインタープレイが必要だね

 

今少しだけ苦しい

あの頃の君の気持が少しだけ分かるから

このメロディーが僕を少しだけおとなにしたのかな

 

戻りたいとは思わないけど

君というメロディーを今なら守れると思えるんだ

そう、きっと今なら君を強く愛せる

この旋律が優しく今僕に伝えているみたいに