初めての恋あそび

防波堤でつま先歩き

 

はしゃぎあって

疲れるみたい

 

追いかけまわって

見失うみたい

 

逢いたい気持ちはさよならの夏模様

ぎらぎら太陽は季節の忘れ物

きらきら水面は愛の名残もの

 

浜辺の波に身を委ねれば心は月に踊り

潮騒のうねりに耳をすませば体は静寂に帰す

 

愛知らぬ駄々っ子

真夏に名も知らぬ恋をし

秋独り歩く

 

いじわるな風は海に還り

やさしい海が風を抱くように

さよならの言葉に愛が揺れるのでしょう

 

心変わりは何故ですか

10月の高波が堤防を弾くように

夢ひとつあなたは越えたのでしょう

 

ひとは何故夢という孤独を選ぶのでしょう

ひとつ夢の形あれば愛揺れる夢あるはず

 

愛にはぐれた夢は如何に生きましょう

さよならの寂しさを独りそっと海に還すのです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読みかけの本

久しぶり開いてみた

 

あの時もう少し肩の力抜いていたら

貴女が生まれてきてくれたこと

それだけで嬉しかった

 

あの頃僕のまわりには風が吹いていたのだろう

君が去りやさしい風たちぬ

 

閉ざしたこころ開け放つように

窓を開けて深呼吸した

ひんやりした空気が秋を知らせた

 

風は歌う

僕は元気かと

この空の下命があること

僕にさり気なく教えてくれた

 

このやさしいメロディが今何か伝えようとしている

きっとそれは通り過ぎてから分かるもの

君は笑うかもしれない

この季節を過ぎて

僕は少し大人になれただろうか

 

 

 

 

 

 

 

はっとした

貴女の優しい視線

 

今、時間と場所が僕を優しく貴女に導いた

躰が軽く浮き上がるよう

 

ふれあいの走馬灯

遠い過去をめぐる

物憂げなこころが強い陽射しに溶けた

 

ああ何という心地良い痛みなのだろう

生きる意味は生きる痛みを越えない

 

愛の意味

それは躰ふれあい感じるもの

愛の痛み

それは貴女の心に触れ感じるもの

 

優しさ強さ涙

すべての不器用な抗しがたい思い

愛へと導くこと素直に感じられる

 

貴女の愛に気づけたこと

それが僕の愛の痛みなのだろう

 

愛失いめざめ

もう繰り返さない

命続く限り僕は貴女の痛みと生きていく

それが僕の悦びであり命の仕事なのだろう