長らく車で使っていたカセットアダプタの具合が最近不調である.ヘッドとヘッドの接触が悪いらしく幾度が分解して調整したがすぐに調子が悪くなる。先月たまたま横浜へ出張することがあり、足を伸ばして秋葉原へ行ってみた。昔から三流の手作り感の強い安物製品が好きである。そこで
\398でカセットアダプタホワイトバージョンなるものを発見し購入した。
帰宅後さっそく製品チェック、見るからに怪しい!製造は中華。期待1割・不安9割である。
さて音質だ。悪くはないが何処かおかしい。取り出してヘッドを確認、案の定と言うかやっぱりと言うかサウンドがモノラルである。
こう言う状況を突きつけられると
改造闘志が湧いてくる!!
さっそく改造に取り掛かる。
先ずは内部構造の確認から始める。
モノラルヘッドが基板に付けられ、オートリバースによる反転を防ぐため、反転時にはフロートギアが筐体の爪に引っ掛かり順方向のみに走行する機構となっている。
内 部
リバース防止機構
白の両矢印のゴムプーリーの裏側にはギアが付いていてリバース時には左側へ移動し裏のギアが爪に引っかかる仕組みである。
さてヘッドの交換に移る、適当なステレオ磁気ヘッドを探していたところ、昔(おそらく30年くらい前)に大阪日本橋で購入したステレオカセットプレーヤーが出てきた。懐かしい!!ここから磁気ヘッドを取り外す事にする。
30年くらい前に購入したFujino Stereo Cassette Player
30年ぶりに出てきた懐かしいプレーヤー
「Fujino Stereo Cassette Player!」、made in japan である。
ああ素晴らしい!!(このプレーヤーの感想については後日UPします)
モノラル磁気ヘッドを取り外した、雑にハンダ付けしてありR・Lがまとめて付けてある。
モノラルだー!おまけに表面はキズっぽい 裏はR・Lまとめ付け
さてヘッドのリプレースだが、磁気ヘッドのサイズが異なるため筐体を削る必要がある、彫刻刀で不要部分を削り落としてフラットにし、ステレオ磁気ヘッドに交換した。
固定板は不要CDをカットして流用、上下のスペーサーとしても利用した。
グリーン部分を削りフラットにする
新ヘッドをセット
交換OK!バネが不意に飛び出さないようにテープで止めておくとよい。
更に少し斜め上にセットし押し返しが均等にかかるようテープ固定。
いざカバーを戻して音質チェック。室内のラジカセでのテストはOK!!
ついに完成か?!
早速車でテスト。。
何々!!
オートリバースが起動し
再生2秒反転無音2秒を繰り返す、なぜだ、おかしい!!
再度分解で原因チェック。
小さなギア類は異常なさそうだ、残り3個のギアに問題はないか?
あったあった!!中央の大ギアが異常に重い!トルクがかかりすぎている。
そのためにデッキ側がテープが終了したと誤認しリバースを繰り返しているようだ。
丸ヤスリで内腔を若干拡張し左右のギアも上下への浮きを防ぐため古いカセットテープ内のラバーを切り取りさらにアルミテープでスペースを狭くし、磁気ヘッドが前後に動きやすいように紙のガムテープを貼りつけた。
最後に接触部分やギアの軸受け部分に綿棒に
KURE 5-56を浸透させ塗布し終了!
いざ再度チェック
やったー 素晴らしい!!高音質かつステレオで再生
オートリバースも作動せず、軸受けやギアの回転音も
KURE 5-56
様のおかげで無視できるほど静音だ!!
音質は
FMトランスミッターより格段に良く、音量もラジオの音量で問題なし、カセットを排出した時にラジオの大音量に慌てることもない!!
CDもiphoneも高音質で最高です!!
youtube
作業は、のべ4日(仕事からの帰宅後)で出来ました。